LRMがセキュリオの新プランを発表、DXと生成AI時代のセキュリティ教育を強化

text: XEXEQ編集部

PR TIMES より

記事の要約

LRMがセキュリオの新プランを提供開始
オートメーションとパーソナライゼーションを強化
DXや生成AI活用に伴う新たな脅威に対応

セキュリオの新プラン提供開始とその特徴

LRM株式会社は2024年8月8日より、セキュリティ教育クラウド「セキュリオ」の新プランの提供を開始した。この新プランは、DXの進展や生成AI活用に伴う新たな脅威やリスクに対応するため、セキュリティ教育の「オートメーション」および「パーソナライゼーション」の強化をコンセプトに開発された。^[1]

新プランでは、「EP スタンダード」と「EP アドバンスト」の2つが用意されている。EP スタンダードプランは、セキュリティ教育のノウハウやツールが不足している企業向けに、基本的な機能を提供する。一方、EP アドバンストプランは、従業員一人ひとりに個別最適化された教育・訓練の実施を可能にする上位プランだ。

セキュリオは、標的型攻撃メール訓練、eラーニング、セキュリティアウェアネスなどの機能を複合的に提供することで、組織や個人のセキュリティリテラシー向上を支援している。これまでに累計1,600社の導入実績があり、利用者は20万ユーザーを突破している。

	EP スタンダード	EP アドバンスト
主な特徴	基本的な機能提供	個別最適化された教育・訓練
対象企業	ノウハウ・ツール不足の企業	より高度な教育を求める企業
提供機能	標的型攻撃メール訓練、eラーニング	自動最適化された教育プログラム
教育アプローチ	継続的・反復的	個別最適化・自動調整
期待される効果	基本的なセキュリティ意識向上	高度なセキュリティリテラシー獲得

オートメーションについて

オートメーションとは、人間の介入を最小限に抑えながら、システムやプロセスを自動化することを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

作業の効率化と時間短縮を実現
人為的ミスの削減と品質の向上
大量のデータ処理や複雑な操作を正確に実行

セキュリティ教育におけるオートメーションは、教育内容の自動更新や学習進捗の自動管理、個々の学習者に適したコンテンツの自動選択などを可能にする。これにより、教育管理者の負担を軽減しつつ、常に最新かつ効果的なセキュリティ教育を提供することができるのだ。

セキュリオの新プランに関する考察

セキュリオの新プラン導入に伴い、今後起こりうる問題として、個人情報保護の観点からの懸念が挙げられる。個別最適化された教育を提供するためには、従業員の学習履歴や行動データを詳細に分析する必要があるが、このプロセスにおいてプライバシーの問題が生じる可能性がある。企業は従業員のデータ利用に関する透明性を確保し、適切な同意取得プロセスを構築する必要があるだろう。

今後追加してほしい機能としては、AIを活用したリアルタイムの脅威分析と教育内容の動的更新が考えられる。サイバー攻撃の手法は日々進化しているため、最新の脅威情報をAIが分析し、それに基づいて教育コンテンツを自動的に更新する機能があれば、より効果的なセキュリティ教育が可能になるはずだ。また、VRやARを用いた没入型のセキュリティ訓練シミュレーションも、実践的なスキル向上に貢献するだろう。

セキュリオの今後に期待したいのは、他のセキュリティツールやシステムとの連携強化だ。例えば、企業のSIEMシステムと連携し、実際に検知されたインシデントの情報を基に、カスタマイズされた教育コンテンツを自動生成する機能があれば、より実践的な教育が可能になる。また、グローバル展開を視野に入れ、多言語対応や各国の法規制に適合した教育コンテンツの提供も期待したい。

参考サイト

^ PR TIMES. 「セキュリティ教育クラウド「セキュリオ」、オートメーションおよびパーソナライゼーションを強化し、従業員に最適なセキュリティ教育ができる新プランを提供開始 | LRM株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000138.000054434.html, (参照 24-08-02).

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