【CVE-2024-24777】LevelOne WBR-6012のCSRF脆弱性が発見、不正アクセスのリスクが浮上
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記事の要約
- LevelOne WBR-6012 R0.40e6にCSRF脆弱性を発見
- 特別に細工されたHTTPリクエストで不正アクセスが可能
- 悪意のあるWebページによって脆弱性が悪用される恐れ
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LevelOne WBR-6012のCSRF脆弱性
Cisco Talosは2024年10月30日、LevelOne WBR-6012 R0.40e6のWebアプリケーション機能において、クロスサイトリクエストフォージェリ(CSRF)の脆弱性【CVE-2024-24777】を発見したことを公開した。特別に細工されたHTTPリクエストによって不正アクセスが可能となる脆弱性で、攻撃者が悪意のあるWebページを通じて攻撃を仕掛けることが可能だ。[1]
この脆弱性は共通脆弱性評価システムCVSS v3.1において、基本スコア8.8のHIGHと評価されており、攻撃の複雑さは低く特権は不要とされている。攻撃には利用者の操作が必要だが、システムの機密性と完全性に重大な影響を及ぼす可能性が指摘されているのだ。
さらに、CSRFによる攻撃では正規ユーザーの認証情報を悪用して不正な操作を行うことが可能となるため、Webアプリケーションの重要な機能が意図せず実行される危険性がある。SSVCの評価では自動化可能な攻撃とされ、技術的な影響が深刻であることが示されている。
LevelOne WBR-6012の脆弱性詳細
項目 | 詳細 |
---|---|
CVE番号 | CVE-2024-24777 |
脆弱性の種類 | クロスサイトリクエストフォージェリ(CSRF) |
影響を受ける製品 | LevelOne WBR-6012 R0.40e6 |
CVSSスコア | 8.8(HIGH) |
攻撃の複雑さ | Low |
必要な特権 | 不要 |
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クロスサイトリクエストフォージェリについて
クロスサイトリクエストフォージェリ(CSRF)とは、Webアプリケーションに対する攻撃手法の一つで、主な特徴として以下のような点が挙げられる。
- 正規ユーザーのセッション情報を悪用した攻撃が可能
- ユーザーの意図しない操作を強制的に実行
- Webアプリケーションの重要な機能が不正に実行される
CSRFの脆弱性は、正規ユーザーが認証済みの状態で攻撃者の用意した悪意のあるWebページにアクセスすることで発生する可能性が高い。LevelOne WBR-6012の場合、特別に細工されたHTTPリクエストによって不正アクセスが可能となり、Webアプリケーションの重要な機能が悪用される危険性があるのだ。
LevelOne WBR-6012の脆弱性に関する考察
CSRFの脆弱性が発見されたことで、LevelOne WBR-6012のセキュリティ対策の重要性が改めて浮き彫りとなった。特にWebアプリケーション機能における認証システムの設計が不十分であることが明らかとなり、同様の問題を抱える他の製品にも影響を与える可能性が高いだろう。
今後の対策として、HTTPリクエストの検証機能の強化やCSRFトークンの実装が必要不可欠となる。製品開発段階でのセキュリティテストの徹底や、脆弱性が発見された際の迅速なパッチ提供体制の整備も重要な課題となってくるはずだ。
LevelOne WBR-6012の事例は、IoT機器のセキュリティ設計における教訓となるべき出来事である。今後は製品のセキュリティ機能の強化だけでなく、ユーザー側のセキュリティ意識向上も重要となってくるだろう。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE Record | CVE」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-24777, (参照 24-11-12).
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