アルファポリスが小説投稿サイトで国内初の対話型AI検索機能をリリース、生成AIとRAGで高精度な作品探索が実現

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約

アルファポリスが対話型小説検索AIアシスタントをリリース
生成AIとRAGを組み合わせた国内初の小説投稿サイト向け機能
ユーザー好みの小説をスムーズに検索可能に

アルファポリスの小説検索AIアシスタントβ

アルファポリスは小説投稿サイトでは国内初となる生成AIとRAGを組み合わせた対話型小説検索機能「小説検索AIアシスタントβ」を2024年11月11日にリリースした。この機能はAnthropicのClaude 3.5 SonnetをAmazon Bedrockを通じて利用し、19万作品を超える小説データの中から最適な作品を抽出することが可能になっている。^[1]

小説検索AIアシスタントβではRAGを活用することで、読者からの質問に対して膨大な小説データの中から最適な作品をベクトル検索により抽出し、その検索結果に基づいて大規模言語モデルが回答を生成する仕組みを導入している。サービス内に実在する小説作品に基づいて回答が生成されるため、応答の精度向上が実現できるだろう。

RAGの特長として小説データは検索時にのみ使用されるため、大規模言語モデルの学習データとして使用されることがなく、作者及び小説作品の著作権保護の観点において大きなメリットがある。また利用者のアカウント情報をはじめとして個人が特定される情報が生成AI提供企業に送られることはないのだ。

小説検索AIアシスタントβの機能まとめ

項目	詳細
サービス名	小説検索AIアシスタントβ
リリース日	2024年11月11日
使用AI	Claude 3.5 Sonnet（Amazon Bedrock経由）
主な機能	対話型の小説検索、RAGによる高精度な応答生成
対象作品数	19万作品以上
利用条件	アルファポリスへのユーザー登録とログインが必要

小説検索AIアシスタントβの詳細はこちら

RAGについて

RAGとは検索拡張生成（Retrieval-Augmented Generation）の略称であり、大規模言語モデルの生成能力と外部データの検索機能を組み合わせた技術のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

外部データベースから関連情報を検索して回答を生成
ハルシネーション（幻覚）の発生を軽減
データの更新や追加が容易

RAGは小説検索AIアシスタントβにおいて、19万作品を超える小説データの中から最適な作品をベクトル検索により抽出する仕組みとして活用されている。サービス内に実在する小説作品に基づいて回答が生成されるため、応答の精度向上とハルシネーションの発生軽減に大きく貢献するのだ。

参考サイト

^ PR TIMES. 「アルファポリスが、小説投稿サイトでは国内初となる、生成AIとRAG（検索拡張生成）の組み合わせによる対話型の小説検索機能を提供開始！ | 株式会社アルファポリスのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000141.000004331.html, (参照 24-11-12).

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