JTBが小豆島でエリア開発事業を開始、シェアサイクル160台導入で持続可能な観光地づくりへ

text: XEXEQ編集部

PR TIMES より

記事の要約

JTBが小豆島でエリア開発事業を開始
シェアサイクル事業を拡充し160台導入
20年先の小豆島の持続可能な発展を目指す

JTBによる小豆島でのエリア開発事業の開始

株式会社JTBは2024年8月1日より、瀬戸内海の中心地である小豆島でエリア開発事業をスタートした。この取り組みは、観光地の実感価値向上と持続可能な発展を目指すものであり、地域行政や事業者との共創、自主事業の開発を通じて実現を図る。第一弾として、環境にやさしく誰でも利用可能なシェアサイクル事業の拡充に着手している。^[1]

JTBは「20年先の小豆島をつくるプロジェクト」を発足し、小豆島2町（土庄町・小豆島町）に伴走する形で取り組みを進める。一般社団法人小豆島・瀬戸内エリアマネジメント協会への参画を通じて、小豆島における投資開発を行い、地域の活性化と新たな投資の呼び込みを目指す。

シェアサイクル事業では、最新式のIoTを搭載したシェアサイクル専用車両160台を導入し、島内のサイクルステーションを拡大する。これにより、来島者の利便性向上と島内の周遊促進を図る。国内最大級のシェアサイクルアプリ「HELLO CYCLING」を使用し、自由に電動アシスト自転車の貸し借りが可能となる。

JTBの小豆島エリア開発事業の概要

	プロジェクト名	第一弾事業	導入台数	開始日
概要	20年先の小豆島をつくるプロジェクト	シェアサイクル事業	160台	2024年8月1日
特徴	地域行政・事業者との共創	IoT搭載の最新式車両	電動アシスト自転車	瀬戸内海の中心地で開始
目的	観光地の持続可能な発展	来島者の利便性向上	島内周遊の促進	地域活性化の第一歩

JTBの小豆島エリア開発事業に関する考察

JTBの小豆島エリア開発事業は、観光地の持続可能性という課題に取り組む先駆的な事例だが、今後いくつかの問題が生じる可能性がある。例えば、シェアサイクルの導入により交通量が増加し、地域の生活環境や自然環境に影響を与える可能性がある。また、観光客の増加に伴い、オーバーツーリズムの問題が顕在化する可能性も否定できない。

今後追加してほしい新機能としては、AIを活用した観光客の行動分析システムが挙げられる。このシステムにより、観光客の動向をリアルタイムで把握し、混雑の緩和や効率的な観光ルートの提案が可能になるだろう。また、地域住民と観光客をつなぐコミュニティプラットフォームの開発も期待される。

このプロジェクトの今後に期待したいのは、小豆島の地域資源を活かした新たな観光コンテンツの開発だ。例えば、オリーブやそうめんなどの地域産業と連携したエクスペリエンス型観光の推進が考えられる。また、デジタル技術を活用した観光と環境保全の両立など、持続可能な観光モデルの構築に向けた取り組みにも期待がかかる。