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公開：2024-11-15

Pathfinderが片道レンタカーサービス「カタレン」でJR西日本グループと事業共創、地方都市の移動課題解決へ向け新たな一歩

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• Pathfinderが「ベルナル」のGATE1通過企業として選出
• 片道レンタカーサービス「カタレン」を主要都市で展開
• JR西日本グループと10カ月間の事業共同検証を実施

PathfinderとJR西日本グループの事業共創プログラム始動

MaaS社会の実現に向けて最適配置アルゴリズムを開発・運用するPathfinder株式会社は、JR西日本グループの事業共創プログラム「ベルナル」のGATE1通過企業として2024年11月13日に選出された。JR西日本グループの社員とスタートアップ企業がワンチームとなり、新たな事業の共同検証に取り組むことで地域や社会の課題解決を目指す体制が整った。^[1]

Pathfinderは片道レンタカーサービス「カタレン」を東京や名古屋、大阪、成田、鹿嶋、日光などの主要都市で展開しており、地方都市・観光地における移動の選択肢を拡大している。地方都市・観光地では交通手段の選択肢が限られており、片道利用が可能なレンタカーシステムによって観光や生活圏の移動をより柔軟にすることが可能になるだろう。

また事業共創プロジェクト「ベルナル」では、JR西日本グループの駅施設やWESTER、モバイルICOCAなどの特徴ある資産を活用した事業共創を目指している。10カ月間の共同検証を経て2025年6月に事業化判断が行われ、JR西日本イノベーションズからの出資も検討される予定だ。

ベルナル事業共創プログラムの概要

MaaSについて

MaaSとは「Mobility as a Service」の略称で、複数の公共交通やそれ以外の移動サービスを最適に組み合わせて検索・予約・決済等を一括で行うサービスのことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 複数の交通手段をシームレスに連携
• スマートフォンなどで一元的に利用可能
• 利用者の移動ニーズに応じた最適な提案

Pathfinderが開発する片道レンタカーサービス「カタレン」は、MaaS時代における新たな移動手段として注目を集めている。特に地方都市や観光地において、従来の公共交通機関では対応できなかった移動ニーズに応えることで、MaaS社会の実現に向けた重要な役割を果たすことが期待されている。

JR西日本グループとPathfinderの事業共創に関する考察

JR西日本グループとPathfinderの事業共創は、地方都市における移動手段の多様化という点で画期的な取り組みといえる。特に片道レンタカーサービス「カタレン」は、既存の公共交通機関と組み合わせることで、より効率的な移動手段を提供できる可能性を秘めているだろう。

一方で、レンタカー事業特有の車両管理やメンテナンスコスト、予約システムの安定性など、運営面での課題も考えられる。しかしJR西日本グループの持つインフラや顧客基盤、さらにはモバイルICOCAなどのデジタル資産を活用することで、これらの課題を効果的に解決できる可能性が高いだろう。

将来的には、駅を拠点とした片道レンタカーサービスの展開や、WESTERとの連携による新たな観光プランの提供など、多様なサービス展開が期待される。MaaS時代における新たな移動手段のモデルケースとして、全国的な展開も視野に入れた取り組みになることが予測できる。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「Pathfinder、JR西日本グループの事業共創プログラム「ベルナル」のGATE1の通過企業として選出 | Pathfinder株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000039.000067457.html, (参照 24-11-15).

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