博報堂がメタバース生活者ラボを設立、メタバース空間における新しい生活者価値の創出とイノベーションを推進

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約

博報堂がメタバース生活者ラボを設立
国内メタバースサービス利用率は8.4%で687万人が利用
メタバース空間での新しい生活者価値の創出を目指す

博報堂のメタバース生活者ラボ設立によるイノベーション創出への取り組み

博報堂は2024年11月14日、メタバース空間における新しい生活者価値の創出とイノベーション創出を目指し、メタバース生活者ラボを設立した。研究員全員がメタバース生活者当事者によって構成されたコミュニティ型プロジェクトとして、メタバース空間ならではの生活者発想の実現を目指している。^[1]

博報堂DYホールディングスが実施したメタバース生活者定点調査2023によると、国内におけるメタバースサービス利用率は8.4%で推計687万人が関与していることが判明した。フィジカルとデジタルの融合と往還がより日常的になっていくことが予想され、メタバース生活者の理解がマーケティング支援に重要だと判断している。

メタバース生活者ラボでは研究活動の実施とセミナーの開催、さらにメタバース空間における様々な施策実施を支援していく方針だ。博報堂研究デザインセンター生活者発想技術研究所が運営し、クラスター株式会社の社員も参画することで専門性の高い研究体制を構築している。

メタバース生活者ラボの概要

項目	詳細
設立日	2024年11月14日
運営組織	博報堂研究デザインセンター生活者発想技術研究所
主な活動内容	メタバース空間における研究活動、セミナー開催、施策支援
参画メンバー	生活者発想技研所属員、マーケティング・テクノロジー・センター、クラスター株式会社社員
対象領域	バーチャル空間でのアバターやキャラクターを通したコミュニケーション

メタバース空間について

メタバース空間とは、ユーザーがアバターやキャラクターを介して活動できる仮想空間のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

フィジカルとデジタルの融合による新しいコミュニケーション環境
アバターを通じた多面的な自己表現が可能
大規模なイベントやコミュニティ活動の実現

メタバース空間では、従来の物理的な制約を超えた新しい生活者体験が可能となっている。博報堂のメタバース生活者ラボでは、こうしたメタバース空間における生活者の行動や価値観を深く理解し、企業のマーケティング活動に活かすための研究を推進している。

メタバース生活者ラボに関する考察

メタバース生活者ラボの設立は、デジタルとフィジカルの融合が進む現代社会における重要な取り組みとなっている。研究員全員がメタバース生活者である点は、実体験に基づく深い洞察を可能にし、より実践的な研究成果が期待できるだろう。

今後の課題として、メタバースサービスの利用率拡大に向けた取り組みやセキュリティ面での対策が挙げられる。メタバース空間特有のリスクや課題を研究し、安全で快適な利用環境を整備していく必要があるだろう。

将来的には、メタバース空間を活用した新しいビジネスモデルやコミュニケーション手法の開発が期待される。企業と生活者をつなぐ架け橋として、メタバース生活者ラボの活動がイノベーションを加速させる可能性を秘めている。

参考サイト

^ PR TIMES. 「博報堂研究デザインセンター　生活者発想技研から、メタバース生活者たちと共にメタバースの未来を考える「メタバース生活者ラボ™」を設立 | 株式会社博報堂のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000914.000008062.html, (参照 24-11-15).

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