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公開：2024-11-15

キューサイがAI活用促進アプリ『Q'sAI冒険門』を開発、ゲーミフィケーションで社員のAI活用率が約1.5倍に向上

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• キューサイが社内AI活用促進アプリ『Q'sAI冒険門』を開発
• ゲーミフィケーションによりAI活用率が約1.5倍に向上
• 企業ビジョン「最先端を取り込む」の実現に向け社内DXが加速

キューサイのAI活用促進アプリ『Q'sAI冒険門』でDX推進が加速

キューサイ株式会社は社内でのAI活用促進を目的とした独自アプリ『Q'sAI冒険門』を開発し、2024年10月18日から31日までの2週間にわたり社員参加型イベントを実施した。Microsoft 365サービスを用いたアプリでは、ゲーミフィケーションの要素を取り入れ生成AIツールの活用方法を学ぶことができ、個人ランキングと部門別ランキングを設けることで競争意識を醸成している。^[1]

全25問の課題が設定されているアプリでは、タスク整理や資料作成、データ分析などの業務効率化に繋がるプロンプトが用意されており、社員が日常的に活用することができるよう工夫が施されている。実施前後のAI活用率は41.7%から62.8%へと約1.5倍に向上し、業務効率化に大きく貢献している。

キューサイは企業ミッションとして「ウェルエイジングの浸透・普及」を掲げており、社内DXを加速させることで業務効率を向上させ社員の働き方改革を推進している。生成AIツールの活用は単なる業務効率化だけでなく、社員が自身や家族と向き合う時間を生み出すことにも繋がっているのだ。

『Q'sAI冒険門』による効果まとめ

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ゲーミフィケーションについて

ゲーミフィケーションとは、サービスや活動にゲームの要素を取り入れて利用者の意欲やモチベーションを高める手法のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• ゲーム要素による動機付けと楽しさの提供
• ランキングやポイント制による競争意識の醸成
• 段階的な課題設定による学習効果の向上

キューサイの『Q'sAI冒険門』では、生成AIツールの活用を促進するためゲーミフィケーションを採用し、社員の自発的な参加意欲を引き出している。個人ランキングと部門別ランキングを設けることで競争意識を醸成し、全25問の課題をクリアしていく過程で生成AIツールの効果的な活用方法を学ぶことができるよう設計されている。

社内AI活用促進アプリに関する考察

社内AI活用促進アプリの導入により、生成AIに対する社員の抵抗感が軽減され、業務効率化への意識が高まることが期待できる。導入初期のハードルを下げるためゲーミフィケーションを活用することで、社員が楽しみながら新しいツールに慣れることができ、自然な形での業務改善につながっているのだ。

一方で、AIツールへの過度な依存や、ランキング制度による過剰な競争意識の醸成といった課題も考えられる。AIツールはあくまでも業務効率化のための手段であり、人間の判断や創造性が重要であることを社員に理解させる必要があるだろう。

今後はAIツールの活用範囲をさらに広げ、社員一人一人のスキル向上やキャリア開発にも活用できるよう機能を拡充することが望まれる。社内コミュニケーションの活性化やナレッジ共有の促進など、AIツールを活用した新たな働き方の創出に期待が高まる。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「ゲーミフィケーションで社員の生成AI活用率が約1.5倍アップ！ウェルエイジングの浸透・普及に向け"最先端を取り込む"挑戦で社内DXが加速 | キューサイ株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000395.000003705.html, (参照 24-11-15).
2. Microsoft. https://www.microsoft.com/ja-jp

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