セキュリティ

SECURITY

公開：2024-11-16

LayerXがセーフィーのクラウドカメラを本社オフィスに導入、ISMSに準拠したセキュリティ体制と業務効率化を実現

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• LayerXがセーフィーのクラウドカメラを本社オフィスに導入
• 防犯や受付業務の効率化を実現するシステムを構築
• ISMSに準拠したセキュリティ体制を確立

LayerXのセーフィークラウドカメラ導入による業務効率化

LayerXは2024年5月の本社オフィス移転に伴い、クラウド録画サービスシェアNo.1のセーフィーのクラウドカメラシステムを導入した。カメラ設置やビューアー操作の容易さ、管理面の利便性が評価され、コストパフォーマンスの高さも相まって採用が決定されたのだ。^[1]

セーフィーの導入により、LayerXは2025年10月までに要求されるISMS（ISO27001）の物理的セキュリティ要件への対応を実現することが可能になった。従来は賃貸ビルのカメラを使用し、アクシデント発生時のみの閲覧であったが、現在は日常的な業務にも活用されている。

特筆すべき点として、双方向通話機能を活用することで内線電話の設置コストを削減できた点が挙げられる。総務担当者は自席のPCから受付の状況を確認でき、宅配便や来客対応をスムーズに行えるようになり、在宅勤務時の受付業務の補助も可能になったのである。

クラウドカメラシステムの導入効果まとめ

ISMSについて

ISMSとは「Information Security Management System（情報セキュリティマネジメントシステム）」の略称で、組織の情報セキュリティを包括的に管理するための仕組みのことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• 情報資産の機密性、完全性、可用性を確保
• 物理的セキュリティと技術的セキュリティの両立
• 継続的な改善プロセスの実施と維持

ISMSの最新バージョンでは、オフィス内の物理的なセキュリティ対策として防犯カメラや警備員の配置が求められるようになった。LayerXはクラウドカメラの導入により、物理的セキュリティの要件を効率的に満たすことが可能になり、コスト面でも優れた解決策を見出すことができたのである。

クラウドカメラシステムの導入に関する考察

LayerXのセーフィークラウドカメラ導入は、物理的セキュリティとオペレーション効率化の両立という点で画期的な取り組みといえる。映像の閲覧権限を適切に管理できる点や、シングルサインオンによる認証の一元化は、セキュリティ面での大きな利点となっているのだ。

一方で、クラウドカメラシステムの運用においては、プライバシーへの配慮や映像データの適切な管理が重要な課題となるだろう。データ保持期間の設定や、映像閲覧ログの監査など、より詳細な運用ルールの策定が必要になってくるはずだ。

今後は、AI技術を活用した来訪者の自動認識や、業務システムとの連携による受付プロセスの自動化など、さらなる機能拡張が期待される。セーフィーには、セキュリティと利便性を両立させた革新的なソリューションの開発を期待したい。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「「LayerX」の本社オフィスへセーフィーのクラウドカメラを導入 | セーフィー株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000273.000017641.html, (参照 24-11-16).

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