エネチェンジがTOYOTA Walletとローミング連携を開始、全国3,000口のEV充電器が利用可能に

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約

ENECHANGEがTOYOTA Walletと連携開始
EV充電エネチェンジの全国約3,000口が利用可能に
充電料金は10分55円で利用可能

EVインフラ整備にむけたエネチェンジのローミング連携強化

ENECHANGE株式会社は2024年11月18日より、TOYOTA WalletアプリのEV充電サービス利用者へのローミング提供を開始した。エネチェンジが提供する全国約3,000口の充電器が新たに利用可能となり、TOYOTA Walletの従来の約1,000か所の充電設備と合わせて大幅な利便性向上が実現している。^[1]

TOYOTA Walletを通じたEV充電エネチェンジの利用料金は、平均充電出力6.0kWの場合で10分あたり55円に設定されており、ユーザーにとって明確な料金体系が提供されている。公正取引委員会の調査報告書でも充電サービス事業者間の相互利用連携の重要性が指摘されており、エネチェンジはこうした方針に沿った取り組みを推進している。

エネチェンジは2021年11月からEV充電サービスを展開しており、商業施設や宿泊施設、オフィス、マンションなど多様な場所に充電設備を設置している。月額2,980円の定額プラン「エネチェンジパスポート」も提供しており、特に自宅に充電設備を持たないEVユーザーに対して経済的なメリットを提供するサービスも展開しているのだ。

TOYOTA WalletとEV充電エネチェンジの連携概要

項目	詳細
提供開始日	2024年11月18日
充電器数	約3,071口（6kW未満29口含む）
利用料金	10分55円（平均充電出力6.0kW時）
対象施設	商業施設、宿泊施設、オフィス、マンション
特徴	TOYOTA Wallet経由で利用可能、定額プランあり

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ローミング連携について

ローミング連携とは、異なる事業者が提供する充電サービスを相互に利用できるようにする仕組みのことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

複数の充電サービスを1つのアプリで利用可能
充電インフラの利便性向上に貢献
事業者間の公正な競争環境を促進

エネチェンジは従来からe-Mobility Powerや自動車メーカー各社が提供する充電カードとの連携を進めており、今回のTOYOTA Walletとの連携によってさらなるサービス拡充が実現している。充電サービスの相互利用連携は公正取引委員会からも推奨されており、EVの普及促進に向けた重要な取り組みとなっているのだ。

EV充電インフラ整備に関する考察

エネチェンジによるローミング連携の拡大は、EV充電インフラの利便性向上に大きく貢献する取り組みとなっている。特にTOYOTA Walletとの連携により、既存のTOYOTA Walletユーザーが追加のアプリをインストールすることなくEV充電エネチェンジのサービスを利用できるようになった点は、ユーザビリティの向上という観点で高く評価できるだろう。

今後は充電器の設置場所やメンテナンス体制の整備が新たな課題となる可能性がある。充電器の稼働率向上と安定的な運用を両立させるためには、利用状況の分析に基づく効率的な設置計画の策定と、迅速な保守対応が可能な体制の構築が不可欠だ。

エネチェンジには既存の定額プランに加え、時間帯や場所に応じた柔軟な料金プランの提供も期待したい。多様化するEVユーザーのニーズに対応し、より使いやすい充電インフラを実現することで、EVの普及促進に向けた取り組みがさらに加速するはずだ。

参考サイト

^ PR TIMES. 「エネチェンジ、TOYOTA Walletとのアプリ連携によりEV充電器ローミング拡大 | ENECHANGE株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000412.000017121.html, (参照 24-11-19).
NEC. https://jpn.nec.com/
公正取引委員会. https://www.jftc.go.jp/

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