【CVE-2024-11021】Grand Vice Info WebopacでStored XSS脆弱性を発見、複数のバージョンで影響
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記事の要約
- Grand Vice InfoのWebopacでStored XSSの脆弱性を発見
- Webopac 6.5.3未満と7.2.1未満のバージョンが影響を受ける
- 通常の権限を持つ攻撃者が任意のJavaScriptコードを注入可能
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Grand Vice Info WebopacのStored XSS脆弱性
TWCERTは2024年11月11日、Grand Vice InfoのWebopacにおいてStored Cross-site Scripting(XSS)の脆弱性【CVE-2024-11021】を公開した。通常の権限を持つリモート攻撃者がサーバーに任意のJavaScriptコードを注入できる可能性があり、ユーザーが影響を受けたページにアクセスした際にブラウザ上で自動的にコードが実行される深刻な脆弱性となっている。[1]
この脆弱性の影響を受けるバージョンは、Webopac 6系列では6.5.3未満、7系列では7.2.1未満となっている。CVSSv3.1のスコアは5.4(Medium)であり、攻撃元区分はネットワーク、攻撃条件の複雑さは低く、特権レベルは低いが、ユーザーの関与が必要とされている。
TWCERTがCISA-ADPと協力して実施した評価では、自動化された攻撃の可能性はないと判断されている。しかしながら技術的な影響は部分的であり、影響の想定範囲に変更があることから、管理者は速やかに最新バージョンへのアップデートを検討する必要がある。
Webopacの脆弱性情報まとめ
項目 | 詳細 |
---|---|
CVE番号 | CVE-2024-11021 |
影響を受けるバージョン | Webopac 6.0~6.5.2、7.0~7.2.0 |
CVSSスコア | 5.4(Medium) |
脆弱性の種類 | Stored Cross-site Scripting |
公開日 | 2024年11月11日 |
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Stored Cross-site Scriptingについて
Stored Cross-site Scriptingとは、悪意のあるスクリプトがWebアプリケーションのデータベースやファイルシステムに永続的に保存される脆弱性のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。
- 悪意のあるスクリプトがサーバーに保存される
- 被害者がページにアクセスした際に自動実行される
- 攻撃の影響が複数のユーザーに及ぶ可能性がある
Grand Vice Info WebopacのStored XSS脆弱性では、通常の権限を持つリモート攻撃者が任意のJavaScriptコードをサーバーに注入することが可能となっている。影響を受けたページにアクセスしたユーザーのブラウザ上で自動的にスクリプトが実行され、情報漏洩やセッションハイジャックなどの深刻な被害につながる可能性がある。
Grand Vice Info Webopacの脆弱性に関する考察
Grand Vice Info Webopacの脆弱性対応において評価すべき点は、TWCERTとCISA-ADPが連携して詳細な評価を実施し、速やかに情報を公開したことである。自動化された攻撃の可能性が低いという評価結果は、システム管理者が対応の優先順位を判断する上で重要な指標となっている。
今後の課題として、Webアプリケーションのセキュリティ設計における入力値の検証と無害化処理の徹底が挙げられる。特にユーザー入力を扱うWebアプリケーションでは、クロスサイトスクリプティング対策を開発初期段階から組み込む必要性が高まっているだろう。
WebopacのXSS脆弱性は、バージョン管理とセキュリティアップデートの重要性を再認識させる事例となった。今後は脆弱性診断の頻度を上げ、より迅速なパッチ適用プロセスを確立することで、セキュリティインシデントの予防と影響の最小化を図ることが期待される。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE Record | CVE」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-11021, (参照 24-11-20).
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