【CVE-2024-50836】KASHIPARA E-learning Management System 1.0に格納型XSS脆弱性が発見、教師情報登録機能に深刻な欠陥
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記事の要約
- KASHIPARA E-learning Management System 1.0にXSS脆弱性を発見
- 管理者画面の教師情報入力でスクリプト実行が可能
- CVSSスコア6.1のMEDIUMレベルの脆弱性
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KASHIPARA E-learning Management System 1.0のXSS脆弱性
MITREは2024年11月14日、KASHIPARA E-learning Management System Project 1.0の管理者画面における重大な脆弱性情報を公開した。管理者画面の教師情報を登録する/admin/teachers.phpにおいて、firstname(名)とlastname(姓)のパラメータを介してスクリプトを実行できる格納型XSS(Cross-Site Scripting)の脆弱性が確認されている。[1]
この脆弱性は【CVE-2024-50836】として識別されており、CWEによる脆弱性タイプはCWE-79(Webページ生成時の入力の不適切な無効化)に分類されている。NVDの評価によると、CVSSスコアは6.1でMEDIUMレベルとされ、攻撃元区分はネットワークで攻撃条件の複雑さは低いとされている。
攻撃に必要な特権レベルは低く設定されているものの、ユーザーの関与が必要とされている点が特徴的だ。影響範囲は変更ありとされ、機密性と完全性への影響は限定的であり、可用性への影響は無しと評価されている。
KASHIPARA E-learning Management System 1.0の脆弱性詳細
項目 | 詳細 |
---|---|
CVE ID | CVE-2024-50836 |
影響を受けるバージョン | KASHIPARA E-learning Management System Project 1.0 |
脆弱性の種類 | 格納型XSS(Cross-Site Scripting) |
CVSSスコア | 6.1(MEDIUM) |
影響範囲 | 機密性:低、完全性:低、可用性:なし |
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Cross-Site Scriptingについて
Cross-Site Scripting(XSS)とは、Webアプリケーションにおける代表的な脆弱性の一つで、攻撃者が悪意のあるスクリプトをWebページに挿入できる脆弱性のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- ユーザーの入力値が適切にサニタイズされずにWebページに出力される
- 攻撃者が任意のJavaScriptコードを実行可能
- Cookie窃取やセッションハイジャックなどの攻撃に悪用される
KASHIPARA E-learning Management System Project 1.0の場合、管理者画面の教師情報登録機能において、入力値の検証が不十分であることが問題となっている。firstname(名)とlastname(姓)のパラメータに対して適切な入力検証やサニタイズ処理が実装されていないため、攻撃者は任意のスクリプトを注入して実行することが可能だ。
KASHIPARA E-learning Management Systemの脆弱性に関する考察
教育機関向けのシステムにおいてXSS脆弱性が発見されたことは、個人情報保護の観点から重大な懸念事項となっている。教師や学生の個人情報が格納されるシステムにおいて、適切なセキュリティ対策が実装されていないことは、情報漏洩やなりすまし攻撃のリスクを高める要因となるだろう。
対策として、入力値のバリデーションとサニタイズ処理の実装が不可欠である。HTMLエンコーディングやCSRFトークンの導入、セキュアコーディングガイドラインの遵守など、複数の防御層を設けることで、より安全なシステム運用が可能になるはずだ。
今後は開発段階からセキュリティを考慮したアプローチが必要となる。脆弱性スキャンツールの導入やセキュリティテストの実施、開発者向けのセキュリティトレーニングなど、包括的なセキュリティ施策の展開が望まれる。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE Record | CVE」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-50836, (参照 24-11-20).
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