ReceptとサイバートラストがeシールとVCの連携を実証、デジタル証明書の信頼性向上へ前進
PR TIMES より
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記事の要約
- ReceptとサイバートラストがeシールによるVC信頼性向上を実証
- proovyとiTrust eシール用証明書のサービス連携を実現
- VC発行元の実在性と真正性の証明が可能に
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分散型ID技術基盤とeシール連携による信頼性向上の実証実験
株式会社Receptとサイバートラストは、分散型ID/デジタル証明書技術基盤「proovy」とiTrust eシール用証明書を活用した実証実験を2024年11月22日に発表した。この実験ではVerifiable Credentials(VC)の発行者の実在性や真正性を保証し、VCを活用するエコシステム全体のセキュリティと信頼性を向上させるスキームの検証を実施したのだ。[1]
DID/VC技術は教育機関や公的機関において高い信頼性から注目を集めているが、VC発行者の実在性や真正性を保証することが課題となっていた。実証実験ではサイバートラストが提供するiTrust eシール用証明書によってVC発行者認証を行い、Recept proovyにおいてVCへのeシールの付与とeシール用証明書の格納を実現している。
今後はReceptとサイバートラストが協力し、有効期間管理や鍵・eシール用証明書の更新の運用強化を進めていく。さらにブロックチェーンやゼロ知識証明、タイムスタンプなどを用いたVCの永続性の検討など、さまざまな利用シーンに寄り添ったソリューションを開発していく方針だ。
実証実験の検証内容まとめ
項目 | 詳細 |
---|---|
発表日 | 2024年11月22日 |
連携製品 | Recept proovy、iTrust eシール用証明書 |
実証内容 | VC発行者へのeシール用証明書の発行、VC内へのeシール用証明書格納、eシール付与されたVCの発行 |
検証成果 | VC発行者の実在性と真正性の証明、VCエコシステムの信頼性向上 |
今後の展開 | 有効期間管理、鍵・証明書更新運用、ブロックチェーン活用検討 |
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eシールについて
eシールとは、電子データを発行する組織の身元を証明し、データの非改ざんを確認できるデジタル署名技術の一つだ。主な特徴として以下のような点が挙げられる。
- 組織の実在性と真正性を証明する電子的な印鑑として機能
- データの改ざんを防止し、完全性を担保
- 国際的な認証基準に準拠した信頼性の確保
サイバートラストのiTrust eシール用証明書は、Adobe社認定トラストリストやMicrosoftルート証明書プログラムに登録された認証局から発行される。JIPDECのトラステッド・サービス登録を取得した認証局として、厳格な審査のもと組織の実在性と真正性を証明することが可能だ。
DID/VCとeシール連携に関する考察
DID/VC技術とeシールの連携は、デジタルアイデンティティの信頼性向上において画期的な取り組みとなっている。特にVC発行者の実在性や真正性を保証する仕組みが確立されたことで、教育機関や公的機関での活用がより現実的なものとなったのだ。
今後の課題として、VCの有効期限管理や証明書の更新プロセスの効率化が挙げられる。ブロックチェーンやゼロ知識証明などの先端技術との組み合わせにより、より強固なセキュリティと利便性の両立が期待されるだろう。
さらに国際的な相互運用性の確保も重要な検討事項となっている。各国のデジタルアイデンティティ基準との整合性を図りながら、グローバルな信頼基盤としての発展が望まれる。
参考サイト
- ^ PR TIMES. 「Receptとサイバートラスト、eシールを活用してVerifiable Credentials(デジタル証明書)の信頼性向上を実証 | 株式会社Receptのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000034.000139472.html, (参照 24-11-24).
- Microsoft. https://www.microsoft.com/ja-jp
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