DX

ディーエックス

公開：2024-11-30

伊豆箱根鉄道が駿豆線全13駅でタッチ決済導入、専用端末での乗車券購入不要でスムーズな乗車を実現

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• 伊豆箱根鉄道が駿豆線全13駅でタッチ決済導入
• 専用ポール型端末で乗車券購入不要に
• Visa、JCB等の主要カードブランドに対応

伊豆箱根鉄道が駿豆線全駅でタッチ決済導入へ

伊豆箱根鉄道株式会社は三井住友カードなど4社と提携し、2024年12月18日から駿豆線の全13駅でクレジットカード等のタッチ決済による乗車サービスを開始することを発表した。三井住友カードが提供するソリューション「stera transit」を活用することで、乗車券の購入が不要となり利便性が大きく向上することになるだろう。^[1]

タッチ決済対応のカードやスマートフォンを専用のポール型端末にかざすだけで改札を通過できるようになり、新たな乗車システムが導入される。本サービス開始に伴い、三島駅と修善寺駅で実施していたクレジットカードによる線内普通乗車券の発売は特急利用時などを除き原則終了となることが決定した。

対応する決済ブランドはVisa、JCB、American Express、Diners Club、Discover、銀聯となっており、将来的にはMastercardも追加される予定となっている。利用履歴はQUADRACのQ-moveサイトで会員登録後に確認することが可能であり、乗降履歴の管理も容易になるだろう。

伊豆箱根鉄道駿豆線タッチ決済サービスの詳細

タッチ決済について

タッチ決済とは、国際標準のセキュリティ認証技術を活用した決済方法のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• サインや暗証番号入力が不要で迅速な決済が可能
• 国内外で広く展開される国際標準規格に準拠
• 高度なセキュリティ認証技術による安全性確保

タッチ決済は小売店や飲食店での利用に加え、公共交通機関への導入も進んでおり、利用シーンが着実に拡大している。一定金額を超える支払いの場合は暗証番号入力やサインによる本人確認が必要となるが、基本的には端末にかざすだけで決済が完了するため、利便性の高い決済手段として注目を集めている。

駿豆線タッチ決済サービスに関する考察

伊豆箱根鉄道のタッチ決済導入は、地方鉄道のデジタル化における重要な一歩となるはずだ。駅窓口での切符購入が不要になることで、観光客や高齢者にとっても利便性が大幅に向上することが期待できる。また、窓口業務の負担軽減によって、駅員の業務効率化にもつながるだろう。

一方で、タッチ決済未対応のカードを所持している利用者への対応も重要な課題となっている。特急列車の利用時には従来通り窓口での乗車券購入が必要となるため、利用者への丁寧な案内と周知が不可欠だ。また、決済システムの安定性確保とトラブル時の迅速な対応体制の構築も求められる。

今後は対応する決済ブランドの拡充やスマートフォン決済サービスとの連携強化が望まれる。駿豆線での成功事例を基に、地方鉄道全体のキャッシュレス化が加速することで、公共交通機関の利便性向上と地域活性化につながることが期待できるだろう。

参考サイト

1. ^ 伊豆箱根鉄道グループ. 「伊豆箱根鉄道「駿豆線」全駅で、クレジットカードやデビットカード等のタッチ決済による乗車を12月18日（水）に開始します～ クレジットカード等で改札入出場が可能に ～」. https://www.izuhakone.co.jp/sunzudaiyu/sunzudaiyu-news/p010415_d/fil/railway_news_20241128_.pdf, (参照 24-11-30).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

「DX」に関するコラム一覧「DX」に関するニュース一覧