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公開：2024-11-30

春日市と母子モが子育てアプリで乳幼児健診のデジタル化を実現、受診票提出率100%を達成

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• 春日市の子育てアプリで乳幼児健診のデジタル受診票提出率が100%を達成
• 2024年11月から乳幼児健診サービスと小児予防接種サービスの提供を開始
• 保護者の手書き作業と職員の手入力作業の負担を大幅に軽減

春日市の子育てアプリによるデジタル化推進

福岡県春日市と母子モ株式会社は、2024年11月から子育て関連事業のデジタル化支援サービス『子育てDX』の「乳幼児健診サービス」の提供を開始した。『子育てアプリ 春っこ』を通じた集団乳幼児健診の受診票提出率は導入初月から100%を達成し、デジタル化による効果が早期に表れている。^[1]

春日市では2020年4月から母子手帳アプリ『母子モ』を『子育てアプリ 春っこ』として導入しており、2023年3月からは質問票サービスやオンライン予約サービス、オンライン相談サービスを展開してきた。デジタル化の取り組みは着実に成果を上げており、2023年4月から6月における妊娠届出のアプリ申請率も100%を達成している。

デジタル受診票の活用により、保護者は手書きによる負担が軽減され、自治体職員も健康管理システムへの手入力作業が不要となった。子育て世帯の利便性向上と業務効率化の両立が実現し、春日市における子育て支援のデジタル化が大きく前進している。

デジタル受診票の利用実績まとめ

子育てDXについて

子育てDXとは、自治体の子育て関連事業のオンライン化を支援するサービスであり、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 質問票、予約、相談などの各種サービスをデジタル化
• 乳幼児健診や予防接種の手続きをオンライン化
• 自治体職員の業務効率化と住民の利便性を同時に実現

母子モ株式会社が提供する子育てDXは、従来の紙ベースの手続きをデジタル化することで、保護者と自治体職員双方の負担を軽減している。春日市での成功事例は、デジタル化による子育て支援の効率化と住民サービスの向上が両立可能であることを示している。

自治体のデジタル化推進に関する考察

春日市における子育てアプリの高い利用率は、段階的なデジタルサービスの導入と、丁寧な住民へのサポートが成功要因として挙げられる。既存の質問票サービスでの成功体験が、新たな乳幼児健診サービスへの円滑な移行を可能にしたと考えられるだろう。

今後の課題として、高齢者や外国人など、デジタルツールの利用に不慣れな住民へのサポート体制の整備が必要となる可能性がある。アプリの多言語対応や操作サポート窓口の設置など、きめ細かな対応が求められるだろう。

さらなる発展に向けて、他の自治体とのデータ連携や健康情報の一元管理など、デジタル化の恩恵を最大限に活かすための取り組みが期待される。母子健康手帳のデジタル化を足がかりに、包括的な子育て支援のデジタル基盤が構築されていくことだろう。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「福岡県春日市で2024年11月の『子育てアプリ 春っこ』（母子モ）を通じた集団乳幼児健診のデジタル受診票の利用率が100%に！ | 母子モ株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000305.000099909.html, (参照 24-11-30).

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