AI

エーアイ

公開：2024-12-03

エナリスが24/7 CFE Compactに加盟、カーボンフリー電力の実現に向けた取り組みを本格化

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• エナリスが24/7 CFE Compactに加盟
• カーボンフリー電力の実現に向けた技術開発を推進
• トラッキング技術による環境価値のJクレジット化に成功

エナリスの24/7 CFE Compact加盟による脱炭素化推進

エナリスは脱炭素社会の実現に向けて、国連が主導する国際イニシアティブ24/7 Carbon Free Energy Compactに2024年12月2日に加盟を発表した。24/7 CFE Compactは2018年にGoogleが提唱し2021年に国連主導で設立され、米国連邦政府やIT企業など世界160以上の組織が加盟している取り組みになる。^[1]

エナリスはブロックチェーンによる電力と環境価値のトラッキング技術を開発し、2023年9月には家庭での自家消費電力の環境価値をJクレジット化することに成功した。需要予測や再生可能エネルギー発電量予測にAIやIoTを活用するなど、エネルギー分野のDXにも積極的に取り組んでいるのだ。

エナリスは24/7 CFE Compactが掲げる5つの基本方針に対応するスキームやシステムの開発を目指している。カーボンフリー電力の同時同量や同一系統内での調達、技術包括性などの方針に基づき、より高度なソリューションの開発に取り組んでいくだろう。

24/7 CFE Compactの基本方針まとめ

24/7 CFE Compactの詳細はこちら

カーボンフリー電力について

カーボンフリー電力とは、CO2排出量がゼロの電力のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 再生可能エネルギーを中心とした発電方式
• 24時間365日リアルタイムでの供給
• 環境価値の厳格な管理と追跡が可能

エネルギー分野においてカーボンフリー電力は、従来の環境証書による仮想的な対応から実際の電力供給へと進化を遂げている。24/7 CFE Compactの取り組みによって、カーボンフリー電力の供給体制が整備され、より実効性の高い脱炭素化が実現できるだろう。

24/7 CFE Compactに関する考察

24/7 CFE Compactへの加盟は、エナリスのブロックチェーン技術やAI予測技術を活かした新たなビジネス展開の可能性を広げるものだ。特に同時同量の実現や系統内での調達といった基本方針は、エナリスが持つ技術力と親和性が高く、競争優位性を確保できる分野となるだろう。

一方で24時間365日のカーボンフリー電力供給には、天候に左右される再生可能エネルギーの安定供給という課題がある。蓄電システムの整備や需給調整の高度化など、技術面での更なる進展が必要となってくるのだ。

エナリスには、24/7 CFE Compactの加盟企業とのネットワークを活かした技術革新が期待される。特にGoogleなどのIT企業との協業により、AIやブロックチェーンを活用した新たな電力マネジメントシステムの開発が進む可能性が高いだろう。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「国連が主導する国際イニシアティブ「24/7 Carbon Free Energy Compact」に加盟 | 株式会社エナリスのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000055.000070390.html, (参照 24-12-03).
2. Google. https://blog.google/intl/ja-jp/

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

「AI」に関するコラム一覧「AI」に関するニュース一覧