データクレシスがファイル暗号化システムDataClasysとクリプト便の連携を開始、PPAPに依存しない安全なファイル送信を実現
PR TIMES より
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記事の要約
- DataClasysがクリプト便との製品連携を開始
- 暗号化ファイルの安全な送信が可能に
- PPAP方式を使わないセキュアな運用を実現
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DataClasysとクリプト便による新たなファイル暗号化システム連携
株式会社データクレシスは、ファイル暗号化システム「DataClasys」とNRIセキュアテクノロジーズ株式会社のファイル交換サービス「クリプト便」の連携を2024年12月2日より開始した。DataClasysはファイルの暗号化と利用権限制御によって機密情報の漏えいを防ぐDRM/IRMソリューションとして、ファイルサーバやPC、クラウドストレージなどあらゆる環境での情報漏えい防止を可能にしている。[1]
両社の製品連携により、DataClasysで暗号化されたファイルをPPAP方式を使用することなく安全に送信できることが確認された。クリプト便のワークフロー機能では事前承認や事後承認、上長による送信キャンセルが可能であり、送受信に関する詳細なログ取得や管理者の操作ログ取得機能も備えている。
この度の取り組みでは、クリプト便のオートパイロットオプションを利用することで、暗号化ファイルの自動復号・送信の仕組みを構築した。これにより平文ファイルを社内に残さないセキュアな運用が可能となり、送信者の復号作業の手間も削減されることとなった。
DataClasysとクリプト便の連携機能まとめ
項目 | 詳細 |
---|---|
連携開始日 | 2024年12月2日 |
主な機能 | ファイルの暗号化、利用権限制御、自動復号・送信 |
対応環境 | ファイルサーバ、PC、クラウドストレージ |
セキュリティ機能 | ワークフロー承認、送信キャンセル、ログ取得 |
運用メリット | PPAP方式不要、平文ファイル残存防止、作業効率向上 |
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DRM/IRMソリューションについて
DRM/IRMソリューションとは、Digital Rights Management/Information Rights Managementの略称で、デジタルコンテンツの著作権や機密情報を保護するための技術を指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。
- ファイルの暗号化による情報漏えい防止
- アクセス権限の詳細な制御が可能
- 様々な環境での一貫したセキュリティ確保
DataClasysのDRM/IRMソリューションは、ファイルの暗号化と権限制御を組み合わせることで、様々な環境における情報漏えいを防止することが可能となっている。特にクリプト便との連携により、社外へのファイル送信時におけるセキュリティリスクを大幅に低減することが可能だ。
DataClasysとクリプト便の連携に関する考察
DataClasysとクリプト便の連携は、企業における情報セキュリティ課題の解決に大きく貢献する可能性を秘めている。特にPPAP方式に依存しない安全なファイル送信の実現は、業務効率の向上とセキュリティリスクの低減を両立させる画期的な取り組みといえるだろう。
今後の課題として、異なるDRM/IRMソリューションを使用する企業間でのファイル共有における互換性の確保が挙げられる。複数のセキュリティソリューション間での相互運用性を高めることで、より柔軟な情報共有が実現できる可能性がある。
将来的には、ブロックチェーン技術やAIを活用した高度な権限管理機能の追加も期待される。これにより、より細かな粒度でのアクセス制御や不正利用の検知が可能となり、企業の情報セキュリティをさらに強化できるだろう。
参考サイト
- ^ PR TIMES. 「ファイル暗号化システム「DataClasys」が機密情報の受け渡しに特化した安全・確実なファイル交換サービス「クリプト便」と連携を開始 | 株式会社データクレシスのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000021.000044428.html, (参照 24-12-03).
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