OneDriveウェブアプリにオフラインモード追加、ファイル操作やオンライン復帰時の自動同期に対応
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OneDriveのオフラインモードに関する記事の要約
- OneDriveのウェブアプリでオフラインモードが利用可能に
- オフラインでもファイルの表示、名前変更、移動、コピー、新規フォルダ作成が可能
- オフラインで行った変更は再接続時に自動的に同期される
- オフラインモードはWindows 10以降とmacOS 12以降のOneDrive同期アプリで利用可能
- オフラインで利用するファイルやフォルダをウェブアプリから指定可能
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OneDriveのウェブアプリにオフラインモードが追加
Microsoft 365ユーザー向けのOneDriveウェブアプリに、新たにオフラインモードが実装された。これにより、インターネット接続がない環境でもOneDriveのファイルやフォルダにアクセスし、作業を継続することが可能だ。[1]
オフラインモードを利用するには、Windows 10以降またはmacOS 12以降のデバイスでOneDrive同期アプリを実行している必要がある。この機能はデフォルトで有効になっているが、ユーザーが任意で無効化することもできる。
オフラインモードが有効な状態では、ファイルの表示、名前変更、移動、コピー、新規フォルダの作成などの操作がオフラインで実行可能だ。また、オフラインで利用したいファイルやフォルダを個別に指定し、ローカルにダウンロードしておくこともできる。
オフラインで行った変更はオンライン復帰時に自動同期
オフラインモードで行ったファイルやフォルダのメタデータの変更は、デバイス上に安全に保存される。インターネット接続が回復すると、これらの変更は自動的にOneDriveクラウドに同期され、他のデバイスからもアクセス可能になる。
同じファイルに対して複数の人がオフラインで異なる変更を加えた場合、OneDriveは可能な限り自動でコンフリクトを解決しようとする。解決できない場合はユーザーに通知し、適切な方法で手動での解決を促す。
なお、現時点でのオフラインモードにはいくつかの制限事項がある。共有フォルダへのショートカットを追加している場合や、OneDrive内のファイル数が25万を超える場合は利用できない。また、オフライン時のファイル検索やプレビュー、バージョン履歴の閲覧などにも対応していない。
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OneDriveオフラインモードの今後の展望と課題に関する考察
クラウドストレージの利便性が高まる一方で、ネットワーク接続への依存は大きな課題として残る。オフラインでの作業継続を可能にするOneDriveの新機能は、こうした問題の解決に向けた重要な一歩と言えるだろう。ローカルでの変更をスムーズにクラウドに反映できる仕組みは、特にモバイルワークやフィールドワークの生産性向上に寄与することが期待できる。
しかし、現行のオフラインモードにはまだ制限が多い。使用できるデバイスやブラウザが限られている上、大規模なOneDriveアカウントでは利用そのものができない。検索やプレビューなどの基本機能にも対応しておらず、ユーザビリティの面で課題を残している。マイクロソフトには、オフラインモードのさらなる改善と機能拡張を進めていくことが求められるだろう。
より本質的な問題として、オフラインモードの実現にはデバイス上でのデータキャッシュが不可欠だ。機密性の高いファイルを扱う企業などでは、セキュリティポリシーとの兼ね合いから導入に二の足を踏むケースも出てくると予想される。利便性と安全性のバランスをどう取るかは、利用者側の判断に委ねられる部分が大きい。
ローカルとクラウドのシームレスな連携は、これからのリモートワークには欠かせない要素の一つだ。OneDriveのオフラインモード機能のさらなる進化と、他社クラウドストレージの追随によって、よりユーザーフレンドリーなハイブリッドワーク環境の実現が期待できる。一方で、セキュリティリスクへの対策など、オフラインモードならではの課題にも注意を払う必要があることを忘れてはならない。
参考サイト
- ^ Microsoft Support. 「Work with OneDrive web app when offline - Microsoft Support」. https://support.microsoft.com/en-us/office/work-with-onedrive-web-app-when-offline-05d1865d-8694-4c0a-8e46-28ccb8c58b37?storagetype=live, (参照 24-05-28).
- Microsoft. https://www.microsoft.com/ja-jp
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