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公開：2024-12-13

エルテックスがInfiniBoxでストレージ基盤を刷新、パフォーマンス2.4倍と容量8倍を実現しEC/通販システムの安定運用へ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• エルテックスがInfiniBoxを導入しストレージ性能を向上
• パフォーマンスが2.4倍、容量が8倍に増強を実現
• EC/通販システムの円滑な運用体制を確立

エルテックスがInfiniBoxで実現したストレージインフラの革新

Infinidatは2024年12月11日、株式会社エルテックスがInfiniBoxソリューションによってストレージインフラを刷新したことを発表した。InfiniBoxの導入によってパフォーマンスが2.4倍に向上し、容量も8倍に増強されたことで、食品業界最大手を含む大手企業のEC/通販システムの安定運用が実現している。^[1]

エルテックスの顧客数増加と事業拡大に伴い、EC/通販関連のデータは急速に増大し各顧客のデータ量は3倍から5倍に膨れ上がっていた。InfiniBoxの導入によって容量不足の課題を解決し、トランザクションの効率化と自動化機能の追加によってオペレーションの最適化を達成している。

InfiniBoxは導入から2年間にわたり無停止での運用を継続しており、データ分析ツールの処理性能も1.5倍向上している。大容量のDRAMキャッシュ、SSDキャッシュ、HDDのハイブリッド構成による安定した性能と、シンプルな導入・運用体制の確立により、エルテックスのビジネス成長を支えている。

InfiniBoxによるストレージ性能向上の詳細

エンタープライズストレージについて

エンタープライズストレージとは、企業の重要なデータを格納・管理するための大規模ストレージシステムのことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• 高い信頼性と可用性を実現する冗長構成
• 大容量データの高速な読み書きが可能
• ビジネスクリティカルなワークロードに対応

InfiniBoxは完全3重化の冗長構造により無停止運用を実現し、同価格帯で実効容量を2倍にする優れた容量単価を提供している。エルテックスのケースでは、I/O待ちの解消やバッチ処理の高速化により、EC/通販システムの安定運用に大きく貢献している。

InfiniBoxのストレージソリューションに関する考察

InfiniBoxの導入によってエルテックスが実現した成果は、エンタープライズストレージの革新的な進化を示している。パフォーマンスと容量の大幅な向上は、増加の一途をたどるデジタルコマースのデータ需要に対する有効な解決策となっているだろう。

今後はクラウドとの連携やAIワークロードへの対応など、さらなる技術革新が求められる可能性がある。ストレージの仮想化やデータの自動階層化など、より高度な機能の実装によって、多様化するビジネスニーズへの対応が期待される。

エンタープライズストレージの進化は、デジタルトランスフォーメーションを加速させる重要な要素となっている。InfiniBoxが示した高可用性と効率性は、次世代のデータインフラストラクチャのあり方を示唆するものだ。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「エルテックス、InfinidatのInfiniBox®エンタープライズストレージソリューションで革新的なECソリューション開発を強化 | Infinidat Japan合同会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000026.000134767.html, (参照 24-12-13).

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