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【CVE-2024-12358】WeiYe-Jing datax-web 2.1.1にCommand Injection脆弱性が発見、リモートからの攻撃が可能に

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • WeiYe-Jing datax-web 2.1.1にOS Command Injection脆弱性
  • 攻撃による遠隔からのコマンド実行が可能に
  • 重要度「MEDIUM」でCVSSスコアは最大6.3を記録

WeiYe-Jing datax-web 2.1.1の重大な脆弱性

セキュリティ研究者のjxp氏は、WeiYe-Jing datax-web 2.1.1に重大な脆弱性が存在することを2024年12月9日に公開した。この脆弱性は/api/job/add/ファイル内のglueSourceパラメータに関連しており、攻撃者は遠隔からのOS Command Injectionを実行できる可能性がある。[1]

この脆弱性は【CVE-2024-12358】として識別されており、CWEによる脆弱性タイプはOS Command Injection(CWE-78)およびCommand Injection(CWE-77)に分類されている。NVDの評価によると、攻撃元区分はネットワークであり、攻撃条件の複雑さは低いとされているが、攻撃には特権が必要とされている。

CVSSスコアはバージョン4.0で5.3、バージョン3.1および3.0で6.3、バージョン2.0で6.5を記録しており、いずれも重要度は「MEDIUM」と評価されている。この脆弱性に関する詳細な技術情報は既に公開されており、攻撃コードの存在が確認されているため、早急な対応が推奨される。

CVE-2024-12358の詳細情報

項目 詳細
公開日 2024年12月9日
影響を受けるバージョン WeiYe-Jing datax-web 2.1.1
脆弱性の種類 OS Command Injection、Command Injection
CVSSスコア(v4.0) 5.3(MEDIUM)
攻撃の前提条件 特権が必要、ユーザーの操作不要
影響範囲 機密性・完全性・可用性に対する低レベルの影響

Command Injectionについて

Command Injectionとは、攻撃者が悪意のあるコマンドやコード片をアプリケーションに注入し、システム上で不正なコマンドを実行させる攻撃手法のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • 入力値の検証が不十分な場合に発生する脆弱性
  • システムコマンドの実行権限を取得される可能性
  • データの改ざんや情報漏洩のリスクが高い

WeiYe-Jing datax-web 2.1.1の脆弱性では、glueSourceパラメータを介してCommand Injectionが可能となっており、攻撃者は遠隔からシステムコマンドを実行できる状態にある。この種の脆弱性は適切な入力値の検証やサニタイズ処理を実装することで防ぐことが可能だが、開発者による迅速な対応が求められる。

WeiYe-Jing datax-webの脆弱性に関する考察

WeiYe-Jing datax-webの脆弱性対応における最大の課題は、攻撃コードが既に公開されており、実際の攻撃に利用される可能性が高いことである。特に攻撃の複雑さが低く評価されていることから、セキュリティの専門知識が少ない攻撃者でも容易に悪用できる可能性が懸念されるだろう。

開発者側には、入力値の厳密なバリデーションやサニタイズ処理の実装、セキュアコーディングガイドラインの遵守など、複数の対策を組み合わせた包括的なセキュリティ強化が求められる。また、定期的な脆弱性診断やペネトレーションテストの実施により、同様の問題を未然に防ぐための取り組みも重要になってくるだろう。

今後は、セキュリティ研究者やコミュニティとの連携を強化し、早期の脆弱性発見と対応を可能にする体制づくりが期待される。オープンソースプロジェクトとしての特性を活かし、コミュニティ全体でセキュリティ意識を高めていく必要があるだろう。

参考サイト

  1. ^ CVE. 「CVE-2024-12358 | CVE」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-12358, (参照 24-12-13).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

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