Raspberry Pi LtdがRaspberry Pi 500を発表、キーボード一体型で初心者にも扱いやすい設計に
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記事の要約
- Raspberry Pi 5とキーボードが一体化したRaspberry Pi 500を発表
- 90ドルで32GB microSDカードが付属
- デスクトップキットは120ドルで周辺機器が付属
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Raspberry Pi 500の発売開始と新しいフォームファクタへの取り組み
英Raspberry Pi Ltdは9日、Raspberry Pi 5の機能とキーボードを一体化させた新製品「Raspberry Pi 500」を発表した。価格は90ドルに設定され、32GBのRaspberry PiブランドのmicroSDカードが同梱されており、1980年代から1990年代にかけて人気を博したBBC MicroやSinclair Spectrum、Commodore Amigaといったキーボード一体型コンピュータを彷彿とさせるデザインを採用している。[1]
Raspberry Pi 500は、2.4GHz駆動のCortex-A76アーキテクチャを採用したクアッドコアCPUと、OpenGL ES 3.1およびVulkan 1.3に対応したVideoCore VII GPUを搭載しており、Raspberry Pi 5の高性能な仕様を継承している。最新のLPDDR4X-4267メモリを8GB搭載し、デュアル4Kp60 HDMI出力にも対応することで、高度な処理能力を実現している。
デスクトップキットとして120ドルで提供される上位モデルには、Raspberry Piマウス、27WのUSB Type-C電源、2mのMicro HDMI→HDMIケーブル、初心者ガイド第5版が付属している。インターフェイスはUSB 3.0を2基、USB 2.0を1基、Gigabit Ethernetを1基搭載し、Wi-Fi 5とBluetooth 5.0による無線接続機能も備えている。
Raspberry Pi 500の主要スペック一覧
項目 | 詳細 |
---|---|
プロセッサ | 2.4GHz駆動 クアッドコア64bit Arm Cortex-A76 |
メモリ | 8GB LPDDR4X-4267 |
GPU | VideoCore VII (OpenGL ES 3.1/Vulkan 1.3対応) |
インターフェイス | USB 3.0×2、USB 2.0×1、Gigabit Ethernet×1 |
無線機能 | Wi-Fi 5、Bluetooth 5.0 |
ディスプレイ出力 | デュアル4Kp60 HDMI |
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Cortex-A76について
Cortex-A76は、Armが開発した高性能なモバイルプロセッサアーキテクチャであり、主な特徴として以下のような点が挙げられる。
- 高度なパイプライン構造による処理効率の向上
- 最大2.4GHzの動作周波数による高速演算
- 省電力設計とパフォーマンスの両立
Raspberry Pi 500に採用されたCortex-A76は、従来のRaspberry Pi製品と比較して大幅な性能向上を実現している。クアッドコア構成とLPDDR4X-4267メモリの組み合わせにより、高度な並列処理や3Dグラフィックス処理にも対応できる十分な処理能力を備えている。
Raspberry Pi 500に関する考察
Raspberry Pi 500は、教育用コンピュータとしての使いやすさと、高性能な処理能力を両立させた画期的な製品となっている。従来のRaspberry Piシリーズが持つ拡張性と柔軟性を維持しつつ、キーボード一体型という新しいフォームファクタを採用することで、初心者にとってより親しみやすい製品に仕上がっているだろう。
今後は、ソフトウェアエコシステムの更なる充実が課題となることが予想される。特に教育現場での活用を想定した場合、プログラミング学習用のツールやアプリケーションの拡充が重要になってくるはずだ。ハードウェアの性能向上に伴い、より高度なプログラミング教育への対応も期待される。
また、キーボード一体型という新しい形態は、家庭や教育機関での導入ハードルを下げる効果が期待できる。セットアップの手間が軽減されることで、より多くのユーザーがプログラミングや電子工作に親しむきっかけとなるだろう。
参考サイト
- ^ Raspberry Pi. 「Raspberry Pi 500 and Raspberry Pi Monitor on sale now」. https://www.raspberrypi.com/news/raspberry-pi-500-and-raspberry-pi-monitor-on-sale-now/, (参照 24-12-12).
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