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公開：2025-01-08

パナソニック オートモーティブシステムズのムービングコイル技術がQi2に採用、ワイヤレス充電の次世代規格確立へ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• パナソニック オートモーティブシステムズのムービングコイル技術がQi2規格に採用
• 高精度な位置合わせ技術により最大15 Wの充電が可能に
• 世界初のAPP規格対応モデルをCES 2025で展示

パナソニック オートモーティブシステムズのムービングコイル技術がQi2とQiに対応

パナソニック オートモーティブシステムズ株式会社は、独自のムービングコイル技術をWireless Power ConsortiumによるActive Alignment Power Profile規格の基礎技術として2025年1月7日に発表した。新規格はQiとQi2の両方に対応しており、ワイヤレス充電の次世代グローバルスタンダード確立に向けた重要な一歩となっている。^[1]

パナソニック オートモーティブシステムズの技術は、独自のアルゴリズムでデバイス側のコイルを自動的に検出し、充電器側のコイル位置を合わせることで充電位置決めの精度を向上させる仕組みを実現した。マグネット方式と同等レベルの位置合わせ精度を持ち、MPPとEPP対応デバイスに対して最大15 Wの充電が可能となっている。

パナソニック オートモーティブシステムズはCES 2025のWPCブースにて、世界初となるAPP規格対応モデルの展示を予定している。スマートフォンのマグネットの有無や対応規格に関わらず高い充電効率を提供する新技術は、車載ワイヤレス充電の普及に大きく貢献するものと期待されている。

APP規格の特徴まとめ

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ムービングコイル技術について

ムービングコイル技術とは、ワイヤレス充電における位置合わせを自動化する技術のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 独自のアルゴリズムによるデバイス側コイルの自動検出
• 充電器側のコイル位置の自動調整機能
• 高精度な位置合わせによる充電効率の向上

パナソニック オートモーティブシステムズが開発したムービングコイル技術は、車載ワイヤレス充電器において最大15 Wの急速充電を実現する革新的な技術である。スマートフォンとワイヤレス充電器との最適なコイル位置合わせにより、効率的な充電を可能にしている。

ムービングコイル技術に関する考察

パナソニック オートモーティブシステムズのムービングコイル技術は、マグネットの有無に関係なく高効率な充電を実現できる点が画期的である。従来のワイヤレス充電では位置合わせが課題となっていたが、独自のアルゴリズムによる自動検出機能により、ユーザビリティが大幅に向上することが期待できるだろう。

今後の課題として、異なるメーカーのスマートフォンや充電規格への対応が挙げられる。充電効率や互換性の維持のためには、業界標準規格への準拠と継続的な技術改良が必要となるだろう。デバイスの進化に合わせた充電速度の向上も重要な検討事項となる。

将来的には、自動車の電動化がさらに進む中で、車載ワイヤレス充電の重要性は一層高まることが予想される。パナソニック オートモーティブシステムズには、充電速度の向上や対応デバイスの拡大など、技術革新のリーダーとしての役割が期待されている。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「パナソニック オートモーティブシステムズ独自のムービングコイル技術がQi2の新規格に採用 | パナソニックグループのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000006070.000003442.html, (参照 25-01-08).

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