AkuvoxスマートインターフォンがOtis Integrated Dispatchと連携、マンションの入退室管理とエレベーター利用がシームレスに

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約

Akuvoxは2025年1月7日、日本オーチス・エレベータ株式会社のOtis Integrated Dispatchとの連携機能を発表した。この連携によってAkuvoxのスマートインターフォンの集合玄関機から認証を行い、エレベーターの呼び出しと目的階の自動登録が可能になっている。^[1]

顔認証やQRコード、暗証番号、カードなど複数の認証方式に対応し、マンション入口での認証と同時にエレベーターを自動で呼び出すことが可能になった。エレベーターは登録されたユーザーの居住階にのみ停止するため、セキュリティ面での強化も実現している。

大規模マンションではエントランスとエレベーターホールの距離に応じて待ち時間をカスタマイズでき、予備サーバーへの切り替え機能も実装されている。遠隔管理保守によって現地での対応が最小限に抑えられ、運用コストの削減にも貢献するだろう。

項目	詳細
認証方式	顔認証、QRコード、暗証番号、カード
エレベーター連携	Otis Integrated Dispatchによる自動呼び出しと階選択
セキュリティ機能	登録ユーザーの居住階のみ停止可能
運用機能	待ち時間カスタマイズ、予備サーバー切り替え、遠隔管理保守

Otis Integrated Dispatchとは、IoT機器とオーチス製エレベーターを連動させるAPIソリューションのことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

Otis Integrated Dispatchは世界中で活用されており、エレベーターとIoTデバイスの連携を効率的に実現するソリューションとして注目を集めている。Akuvoxのスマートインターフォンとの連携により、マンションの入退室管理とエレベーター運行の統合的な制御が可能になった。

AkuvoxとOtis Integrated Dispatchの連携は、マンションの利便性とセキュリティの両立という課題に対する効果的なソリューションとなっている。認証からエレベーター利用までの一連の動作が自動化されることで、特に高齢者や荷物を持った居住者の負担が大きく軽減されるだろう。

今後の課題として、システムの安定性や障害時の対応が重要になってくる。予備サーバーへの切り替え機能は実装されているものの、長期的な運用における信頼性の確保が必要だ。また、複数のエントランスを持つ大規模マンションでの最適な運用方法の確立も求められるだろう。

将来的には、宅配ロボットや清掃ロボットなど、さまざまなIoTデバイスとの連携拡大が期待される。マンションのスマート化が進む中、Akuvoxのシステムが果たす役割は一層重要になっていくものと考えられる。

^ PR TIMES. 「Akuvoxスマートインターフォンがオーチスのエレベーターとシステム連携を開始 | Akuvox (Xiamen) Networks Co., Ltd.のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000020.000118917.html, (参照 25-01-08).

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