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ゲームエイトとソニーペイメントサービスが合弁会社S8 Plusを設立、スマホアプリ外課金サービスS8 Paymentの提供開始へ

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • ゲームエイトとソニーペイメントサービスが合弁会社S8 Plusを設立
  • スマホアプリ外課金サービスS8 Paymentの提供開始を発表
  • 2月からサービス開始予定、3月からエンドユーザー利用可能

アプリ外課金サービスS8 Paymentの提供開始へ

株式会社S8 Plusは、アプリ外課金や決済サービスS8 Paymentを2025年1月23日より事業開始することを発表した。両社の経営資源と業務ノウハウを統合し、ゲームやエンタメ領域における決済にまつわる課題の解決を目指す取り組みが始動している。[1]

S8 PaymentはS8 ShopsとGame8 Store向けの総合決済サービスとして展開され、アプリ内アイテムの購入やゲームダウンロードキーの販売に必要な機能がシームレスに統合されている。2024年6月に成立したスマホソフトウェア競争促進法を受けて提供されるサービスであることが明らかになった。

申し込み受付は既に開始されており、2月以降にサービスの提供を開始する予定となっている。エンドユーザーが利用できる最終サービスは3月以降の立ち上げを見込んでおり、段階的なサービス展開によって安全性と利便性の両立を図る方針だ。

S8 Paymentのサービス概要

S8 Shops Game8 Store
主な機能 アプリ外決済サイトの構築・運用 ゲーム内アイテム・ダウンロードキー販売
対象ユーザー ゲームパブリッシャー 一般ゲームユーザー
特徴 導入コスト削減、短期導入可能 月間5億PV、4,200万UUの規模

アプリ外課金について

アプリ外課金とは、スマートフォンアプリ内での決済を介さず、外部のWebサイトなどで決済を行うシステムのことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • プラットフォーム手数料の削減が可能
  • 独自の決済手段を提供可能
  • ユーザーの購入選択肢が拡大

S8 Plusが提供するアプリ外課金サービスでは、年齢に応じた購入制限を設けることで安全性を確保している。15歳未満は月額5千円まで、16歳以上18歳未満は月額1万円までの制限が設けられ、18歳以上は制限なしとなっている。

S8 Paymentに関する考察

S8 PaymentはGame8の月間5億PVという大規模なユーザー基盤とソニーペイメントサービスの決済インフラを組み合わせることで、アプリ外課金市場における強力なプレーヤーとなる可能性が高い。特にゲーム攻略情報を閲覧しながらアイテムを購入できる仕組みは、ユーザーの利便性を大きく向上させるだろう。

一方で、アプリ外課金市場への新規参入が相次いでおり、手数料率の競争が激化する可能性も懸念される。S8 Plusには、単なる価格競争に陥ることなく、Game8のプラットフォーム特性を活かした独自の価値提供が求められるだろう。

今後は、ゲーム以外のエンタメ領域への展開や、海外市場への進出も視野に入れた事業拡大が期待される。クリエイターへの投げ銭やアイテム購入への対応など、新たな決済手段の拡充によって市場の活性化に貢献することが望まれる。

参考サイト

  1. ^ 株式会社S8 Plus. 「「株式会社S8 Plus」事業開始について | 株式会社S8 Plus(エスエイトプラス)」. https://s8plus.com/pressrelease/20250123_foundation, (参照 25-01-25).

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