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公開：2025-01-30

PayPayがLINE Pay残高の移行機能を開始、2025年4月のサービス終了に向け最大10万円までの移行が可能に

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• PayPayがLINE Pay残高の移行機能を開始
• 移行期間は2025年1月27日から4月23日まで
• 1日2万円、合計10万円までの移行が可能

LINE Pay残高のPayPay移行機能が開始

PayPayは2025年1月27日、コード決済サービス「LINE Pay」の残高をPayPayに移行する機能の提供を開始した。LINE Payが2025年4月末に終了することに伴う対応で、「LINE Pay残高」と「LINE Payライト残高」の2種類の残高をPayPayに移行することが可能になった。^[1]

移行できる金額は1日1回2万円までで、移行期間合計では10万円までとなっている。移行手数料は無料で、PayPayへの移行後は元のLINE Pay残高には戻すことができず、本人確認の実施有無に応じてPayPayマネーまたはPayPayマネーライトとして残高が管理される。

なおLINE Payの本人確認サービスは2025年1月6日に終了しているため、現時点でのアカウント状態での移行となる。また10万円を超える残高および移行期間後に残った残高については、資金決済法に基づき振込手数料無料でユーザーへの払い戻しが予定されている。

LINE Pay残高からPayPay残高への移行サービスまとめ

電子マネーの残高移行について

電子マネーの残高移行とは、あるキャッシュレス決済サービスで保有している資金を別のサービスへ移動することを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• サービス終了時の利用者保護措置として実施
• 資金決済法に基づく適切な資産保全が必要
• 本人確認状態に応じた適切な移行処理が必要

PayPay株式会社は前払式支払手段発行者および資金移動業者として登録を受けており、LINE Pay株式会社も同様の登録を行っている。両社とも一般社団法人日本資金決済業協会に加入しており、利用者保護のための法的要件を満たしている。

LINE PayからPayPayへの残高移行に関する考察

PayPayによるLINE Pay残高の移行機能の提供は、ユーザーの利便性を考慮した適切な対応といえるだろう。LINE Payサービス終了に伴う残高移行において、手数料無料での提供や段階的な移行上限の設定は、ユーザーの混乱を最小限に抑える効果が期待できる。

今後の課題として、本人確認状態の違いによる移行後の残高種別の扱いや、移行期間後の残高払い戻し対応が挙げられる。特に高額の残高を保有するユーザーや、期限までに移行手続きを完了できないユーザーへのフォローが重要になってくるだろう。

PayPayはキャッシュレス決済市場でのシェア拡大を進めており、LINE Pay統合後のさらなるサービス拡充が期待される。決済取扱高や利用回数の増加に伴い、セキュリティ対策や利用者保護の取り組みがより一層重要になってくるはずだ。

参考サイト

1. ^ PayPay. 「「LINE Payの残高」を「PayPay残高」へ移行が可能に | PayPay株式会社」. https://about.paypay.ne.jp/pr/20250127/01/, (参照 25-01-30).

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