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Money Forward XがBANK APPにKARTE連携、三十三銀行で個人向けマーケティング強化へ

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

Money Forward XがBANK APPにKARTE連携、三十三銀行で個人向けマーケティング強化へ

PR TIMES より


記事の要約

  • Money Forward XがBANK APPにKARTEを連携
  • 三十三銀行でパーソナライズマーケティング強化
  • BANK APPの導入が6行庫目に拡大

Money Forward XとKARTEの連携によるバンキングアプリの進化

株式会社マネーフォワードの金融機関向けサービス部門「Money Forward X」は、2024年8月16日にバンキングアプリ『BANK APP』と株式会社プレイドの『KARTE』の連携を開始したと発表した。この連携により、金融機関はデータ分析に基づいたマーケティング活動を効率的に展開できるようになる。さらに、この新機能を搭載したBANK APPの三十三銀行での導入が決定している。[1]

BANK APPは現在4つの金融機関で運用されており、ユーザー1人あたりの平均利用日数は月に5.5日と高頻度での利用が確認されている。この高い利用頻度と『X-Insight Marketing(XIM)』によるデータ分析のノウハウを活かし、個人顧客向けのマーケティング支援機能をさらに強化する方針だ。KARTEとの連携により、顧客の属性やアプリ上での行動をリアルタイムに解析し、よりパーソナライズした提案が可能になる。

三十三銀行でのBANK APP導入決定は、こうしたマーケティング支援機能の強化が評価された結果である。これにより、BANK APPの導入が決定した金融機関は6行庫目となり、三十三銀行のアプリは2025年秋頃に提供開始予定だ。Money Forward Xは今後も、金融機関の業務効率化とお客さまの利便性向上の双方に貢献するサービス開発を続け、地域全体の金融体験の向上を目指すとしている。

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BANK APPとKARTEの連携機能まとめ

BANK APP KARTE連携 XIM機能
主な特徴 高頻度利用 リアルタイム解析 自動レコメンド
ユーザーメリット 便利な金融サービス パーソナライズ提案 ニーズに合った情報
金融機関メリット オンライン顧客接点 効率的マーケティング 自動化された分析

CXプラットフォームについて

CXプラットフォームとは、顧客体験(Customer Experience)を最適化するためのツールや技術を統合したプラットフォームのことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • 顧客データの統合と分析機能
  • リアルタイムでの顧客行動追跡
  • パーソナライズされたコンテンツ提供

KARTEはこのCXプラットフォームの一つで、ウェブサイトやアプリを利用する顧客の行動をリアルタイムに解析して可視化する機能を持つ。2015年3月にサービスを開始し、オンサイトに限らず様々なシーンでのマーケティング課題やニーズに対応可能な高い拡張性を備えている。KARTEは個客軸でデータを統合・解析することで、エンドユーザーの体験価値向上を実現する。

バンキングアプリのパーソナライズ化に関する考察

Money Forward XとKARTEの連携によるBANK APPの機能強化は、金融サービスのデジタル化とパーソナライズ化の重要な一歩と言える。特に、月平均5.5日という高い利用頻度は、バンキングアプリが日常的な金融ツールとして定着していることを示しており、この接点を活用したマーケティングの可能性は非常に大きい。一方で、個人情報の取り扱いやプライバシーに関する懸念も予想されるため、透明性の高いデータ利用方針と、ユーザーが制御可能なパーソナライズ設定の提供が重要になるだろう。

今後の課題としては、AIを活用したより高度な予測分析や、他の金融サービスとの連携拡大が挙げられる。例えば、ユーザーの支出パターンや資産状況に基づいて、最適な貯蓄プランや投資商品を提案するような機能が実現できれば、金融リテラシーの向上にも貢献できるはずだ。また、オープンバンキングの流れに乗り、他行との連携やフィンテック企業とのAPI連携を進めることで、より包括的な金融サービスプラットフォームへと進化する可能性もある。

バンキングアプリのパーソナライズ化は、単なるマーケティングツールにとどまらず、個々のユーザーに寄り添った金融アドバイザーとしての役割を果たす可能性を秘めている。今後は、データ分析の精度向上とともに、倫理的な配慮やユーザーの信頼獲得にも注力し、真に価値あるパーソナライズサービスの構築を目指すことが重要だ。Money Forward Xには、この分野でのイノベーションを牽引し、日本の金融サービスの未来を形作る役割が期待される。

参考サイト

  1. ^ PR TIMES. 「Money Forward X、バンキングアプリ『BANK APP』にて株式会社プレイドが提供する『KARTE』の連携を開始 | 株式会社マネーフォワードのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001289.000008962.html, (参照 24-08-17).

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