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公開：2025-02-08

Visual Studio CodeのPython拡張機能がアップデート、設定不要のデバッグ機能とAIシンボル生成機能を実装

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• Visual Studio CodeのPython拡張機能が2025年2月にアップデート
• 設定不要のデバッグ機能やテスト探索のキャンセル機能を追加
• AIを活用したシンボル生成機能を実験的に導入

Visual Studio CodeのPython拡張機能に新機能が追加

MicrosoftはVisual Studio CodeのPython、PylanceおよびJupyter拡張機能の2025年2月アップデートを2025年2月6日にリリースした。このアップデートでは、設定不要のデバッグ機能が導入され、launch.jsonファイルの作成や管理を行わずにデバッガーを起動することが可能になっている。^[1]

テスト探索機能においては、Test Explorer UIからテスト探索のキャンセルが可能になり、ユーザーの操作性が大幅に向上した。さらに、ターミナルからネイティブREPLを直接起動する機能も追加され、IntelliSenseやシンタックスハイライトを活用した効率的なコード実行が実現している。

Pylanceには、関数やメソッドの実装に直接移動できる「Go to Implementation」機能が実装された。また、実験的な機能としてCopilotと連携したAIシンボル生成機能も導入され、新しいシンボルの定義と実装をAIがサポートするようになった。

Visual Studio Code Python拡張機能の新機能まとめ

デバッグについて

デバッグとは、プログラム内のエラーや不具合を特定し修正するプロセスのことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• プログラムの実行状態を確認し問題箇所を特定
• 変数の値や実行フローを詳細に分析
• ブレークポイントを設定して段階的な実行が可能

Visual Studio CodeのPython拡張機能における新しいデバッグ機能は、従来必要だったlaunch.jsonの設定を不要にすることで、開発者の作業効率を大幅に向上させている。debugpyコマンドを使用することで、より直感的なデバッグ作業が可能になり、初心者でも容易にデバッグを開始できるようになった。

Visual Studio Code Python拡張機能に関する考察

設定不要のデバッグ機能の導入は、特に初心者のPython開発者にとって大きな恩恵をもたらすものだ。従来のデバッグ設定の複雑さは多くの開発者にとって障壁となっていたが、この機能によってより多くの開発者がデバッグツールを効果的に活用できるようになるだろう。

一方で、AIシンボル生成機能の実験的導入は、コード生成の自動化という観点で注目に値する。Copilotとの連携により、開発者の生産性は向上する可能性があるが、生成されたコードの品質管理や適切な使用方法についてのガイドラインが今後の課題となるだろう。

今後はPython 3.8のサポート終了に伴い、より新しいPythonバージョンに特化した機能の拡充が期待される。特にパフォーマンス最適化やセキュリティ強化の面で、新たな機能の追加が望まれる。

参考サイト

1. ^ Microsoft Visual Studio. 「Python in Visual Studio Code - February 2025 Release - Python」. https://devblogs.microsoft.com/python/python-in-visual-studio-code-february-2025-release/, (参照 25-02-08).
2. Intel. https://www.intel.co.jp/content/www/jp/ja/homepage.html
3. Microsoft. https://www.microsoft.com/ja-jp

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