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公開：2025-01-30

郁文館夢学園のロボコンチームZENSHINが世界大会FRCに向けて2025年シーズンの挑戦を開始、若手育成の強化へ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• 郁文館在校生のロボコンチームが世界大会出場を表明
• ZENSHINが2024年に日本唯一のFRC世界大会出場を達成
• メンバー24名体制で新シーズンの挑戦を開始

郁文館夢学園のZENSHINロボティクスチームが世界大会挑戦を再開

一般社団法人ZENSHINは、郁文館夢学園の生徒が中心となり2023年8月に設立し、2024年シーズンのFIRST Robotics Competition世界大会への出場を果たした。FRC世界大会にはGoogle、Amazon、Haas、GM、Ford、NASAなどの世界的企業がスポンサーとして参加しており、ZENSHINは日本から唯一の出場を達成している。^[1]

ZENSHINはチームメンバーとして郁文館夢学園の生徒24名が在籍しており、顧問2名、監事1名、監査役3名の支援体制を整えている。生徒たちは設計から製作、資金調達、広報活動まで主体的に取り組み、クラウドファンディングの実施や企業からの技術支援、資金援助を獲得することで活動基盤を確立した。

2024年シーズンのFRCでは「Crescendo」と呼ばれる競技に参加し、speakerにnoteを打ち込む機能や自動的なパーツ回収機能を備えたロボットを開発した。ハワイ地区予選では新人最優秀賞と個人優秀賞を受賞し、ヒューストンでの世界大会出場につなげており、日本ロボット学会高校生プレゼンテーションでも優秀賞を獲得している。

ZENSHINロボティクスチームの実績まとめ

ZENSHINの詳細はこちら

FRCについて

FRCとはFIRST Robotics Competitionの略称で、中学生から高校生を対象とした国際的なロボット競技大会のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• Google、Amazon、Haasなど世界的企業がスポンサーとして参加
• 中学生から高校生までを対象とした教育的な競技設計
• ロボット製作から運営まで生徒主体の活動を重視

FRCは単なるロボット競技大会ではなく、若い世代の技術者育成を目的とした教育プログラムとしての側面も持っている。ZENSHINの活動においても、ロボット製作のみならず資金調達や広報活動など、実社会で必要とされる幅広いスキルの習得が求められるだろう。

ZENSHINロボティクスチームの活動に関する考察

ZENSHINの活動は、高校生による主体的なロボット開発という新しい教育モデルを示している点で注目に値する。特に結成から半年という短期間で世界大会出場を果たした実績は、日本の技術教育における新たな可能性を示唆しており、今後の教育現場に大きな影響を与える可能性があるだろう。

今後の課題として、メンバーの半数以上が中学生となることによる技術力の維持と向上が挙げられる。先輩から後輩への技術継承システムを確立し、継続的な発展を目指す必要があるが、若いメンバーが早期から実践的な経験を積めることは、長期的な視点で見ると大きなメリットになり得るだろう。

世界大会での経験を活かし、日本国内におけるFRCの認知度向上にも貢献することが期待される。ZENSHINの活動を通じて、より多くの学生がロボティクスやプログラミングに興味を持つようになれば、日本の技術教育の発展に大きく寄与するはずだ。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「【郁文館在校生が立ち上げた一般社団法人ZENSHIN】ロボット世界大会出場に向け始動開始！ | 学校法人郁文館夢学園のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000021.000105151.html, (参照 25-01-30).
2. Google. https://blog.google/intl/ja-jp/

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