【CVE-2024-13680】Form Builder CP 1.2.41にSQLインジェクションの脆弱性、WordPressサイトのデータベースがリスクに
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記事の要約
- Form Builder CPにSQLインジェクションの脆弱性が発見
- WordPressプラグインのバージョン1.2.41以下が影響を受ける
- Contributor以上の権限を持つ認証済みユーザーが攻撃可能
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Form Builder CP 1.2.41のSQLインジェクション脆弱性
WordPressプラグインのForm Builder CPにおいて、バージョン1.2.41以下に深刻なSQLインジェクションの脆弱性が2025年1月24日に発見された。この脆弱性は【CVE-2024-13680】として識別されており、CP_EASY_FORM_WILL_APPEARショートコードのidパラメータにおける不十分なエスケープ処理とSQLクエリの準備が原因で発生している。[1]
Form Builder CPの脆弱性は、Contributor以上の権限を持つ認証済みユーザーが追加のSQLクエリを既存のクエリに追加することを可能にしており、データベースから機密情報を抽出するリスクが存在している。この問題に対するCVSS(共通脆弱性評価システム)のスコアは6.5で、中程度の深刻度と評価されている。
Wordfenceのセキュリティ研究者Peter Thaleikisによって発見されたこの脆弱性は、WordPressコミュニティに大きな影響を与える可能性がある。影響を受けるバージョンのForm Builder CPを使用しているウェブサイトでは、データベースの機密情報が不正アクセスのリスクにさらされており、早急なアップデートが推奨されている。
Form Builder CPの脆弱性詳細
項目 | 詳細 |
---|---|
CVE番号 | CVE-2024-13680 |
脆弱性の種類 | SQLインジェクション(CWE-89) |
影響を受けるバージョン | 1.2.41以下 |
CVSSスコア | 6.5(中程度) |
必要な権限 | Contributor以上 |
発見者 | Peter Thaleikis |
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SQLインジェクションについて
SQLインジェクションとは、アプリケーションのデータベースに対して不正なSQLコマンドを挿入・実行する攻撃手法のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- データベースの内容を不正に読み取る可能性がある
- データベースの内容を改ざんする可能性がある
- 認証をバイパスしてアクセス権限を取得する可能性がある
Form Builder CPの脆弱性では、SQLクエリのパラメータに対する不適切なエスケープ処理が原因となっており、悪意のあるユーザーがデータベースから機密情報を抽出することが可能となっている。この種の攻撃は特にWordPressのようなCMSプラットフォームでは深刻な影響をもたらす可能性があり、定期的なセキュリティアップデートとプラグインの最新化が重要である。
Form Builder CPの脆弱性に関する考察
Form Builder CPの脆弱性が中程度の深刻度と評価されているものの、WordPressの広範な利用状況を考えると、その影響は決して軽視できるものではない。特にContributor以上の権限を持つユーザーが攻撃者である場合、データベース内の機密情報が漏洩するリスクは非常に高いものとなっている。
今後は同様の脆弱性を防ぐため、プラグイン開発者はパラメータのバリデーションとエスケープ処理を徹底する必要がある。特にWordPressプラグインのセキュリティレビューをより厳格化し、コードの品質管理を強化することで、プラグインのセキュリティ品質を向上させることが望ましい。
また、WordPressユーザーにとっては、定期的なプラグインのアップデートとセキュリティ監査の実施が不可欠となっている。プラグインの選定時には開発者のセキュリティへの取り組み姿勢や更新頻度なども考慮に入れ、より安全なプラグインを選択することが推奨される。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-13680, (参照 25-02-08).
※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。
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