セキュリティ

SECURITY

公開：2025-01-30

NordVPNがアプリ利用時のセキュリティ意識調査を実施、利用規約確認の重要性が浮き彫りに

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• NordVPNがアプリ利用時のセキュリティ意識調査を実施
• 利用規約を全く確認しない人が18%存在
• プライバシー保護のための対策を5つ紹介

NordVPNのセキュリティ意識調査で利用規約確認の重要性が浮き彫りに

個人向けセキュリティサービスを提供するNordVPNは、2024年1月1日から12月31日にかけて「アプリ利用時のセキュリティ意識調査」を実施し、526人の日本人インターネットユーザーを対象に調査を行った。調査結果からは、アプリダウンロード時やオンラインサービス利用時に18%のユーザーが利用規約を全く確認していないことが判明している。^[1]

セキュリティポリシーに関する調査では、全体の37%が情報セキュリティポリシーに注意を払っておらず、29%が第三者への情報提供に関するポリシーをスキップしていることが明らかになった。一方で、アプリへのアクセス権限付与については、わずか3%のユーザーのみが全ての権限を許可するという慎重な姿勢を示している。

アプリのアップデートに関する調査では、日本人の20%が定期的なアップデートを先延ばしにしており、潜在的なリスクにさらされていることが判明した。現在、Apple storeでは約180万、Google Play Storeでは約330万のアプリが提供されており、アプリの選択肢の多さが潜在的なリスクを見落とす要因となっている。

セキュリティ意識調査の結果まとめ

NordVPNの詳細はこちら

プライバシーポリシーについて

プライバシーポリシーとは、企業や組織がユーザーの個人情報をどのように収集、使用、保護するかを定めた方針のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 個人情報の収集・利用目的の明確化
• 第三者提供に関する条件の規定
• データセキュリティ対策の説明

NordVPNの調査では、多くのユーザーがプライバシーポリシーを十分に確認せずにアプリを利用していることが明らかになった。セキュリティの観点から、プライバシーポリシーの確認は重要な要素であり、特にデータ収集や第三者提供に関する項目は慎重に確認する必要がある。

アプリのセキュリティ対策に関する考察

アプリのセキュリティ対策において、利用規約やプライバシーポリシーの確認を怠る傾向が強いことは大きな課題となっている。アプリストアに登録されているアプリ数が膨大であることから、ユーザーが個々のアプリの安全性を十分に確認することが困難になっており、セキュリティリスクが高まっている。

アプリのアップデートを先延ばしにする傾向も懸念される問題であり、早急な対策が必要だ。アプリ開発者側には、セキュリティアップデートの重要性をユーザーに分かりやすく伝える工夫が求められており、定期的なアップデートを促す仕組みづくりが重要である。

今後は、アプリストアの審査基準の厳格化やセキュリティ認証制度の導入など、制度面での対策も検討する必要があるだろう。利用規約やプライバシーポリシーをより分かりやすく表示する工夫や、重要な更新内容を簡潔に伝える機能の実装なども求められている。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「アプリダウンロード時に利用規約を確認しない人は18%も！個人向けセキュリティ企業NordVPNがアプリに関する調査を実施 | Nordvpn S.A.のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000050.000072662.html, (参照 25-01-30).
2. Apple. https://www.apple.com/jp/
3. Google. https://blog.google/intl/ja-jp/

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