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公開：2025-03-04

GoogleがCalendarの外部連携機能を強化、Microsoft OutlookのTNEF形式に対応し相互運用性が向上

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• GoogleがCalendarと外部カレンダーの連携を改善
• Microsoft OutlookのTNEF形式メールに対応
• 予定の同期とRSVP処理の信頼性が向上

Google CalendarがMicrosoft Outlookとの相互運用性を強化

Googleは2025年3月3日、Google Calendarにおける外部カレンダーとの同期機能の強化を発表した。この改善により、Microsoft Outlookなどのサードパーティーカレンダーとの予定同期の信頼性が向上し、カレンダー関連メールの受信数が削減されることになった。システムの進化によってユーザーの生産性向上が期待できる形となっている。^[1]

特筆すべき機能強化として、Transport Neutral Encapsulation Format（TNEF）と呼ばれるMicrosoft固有のリッチテキストメール形式への対応が挙げられる。この実装によってGoogle Calendarは、Microsoft Outlookユーザーからの予定作成依頼やRSVP（出欠確認）の処理をより確実に行えるようになり、組織間のコラボレーションが円滑になった。

本機能強化はGoogle Workspaceの全ユーザーに加え、Workspace Individual契約者や個人向けGoogleアカウントユーザーにも提供される。管理者や一般ユーザーによる特別な設定は不要で、Rapid ReleaseドメインとScheduled Releaseドメインの両方で既に利用可能となっている。

Google Calendarの機能強化まとめ

TNEFについて

TNEFとは、Transport Neutral Encapsulation Formatの略称で、Microsoftが開発したリッチテキストメール形式の規格である。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• Outlook固有のフォーマットでリッチテキストメールを送信可能
• 予定表や連絡先などの追加情報を含められる
• メールクライアント間での書式や添付ファイルの互換性を確保

TNEFはMicrosoft Outlookで作成されたリッチテキストメールを他のメールクライアントで正しく表示するために開発された規格で、カレンダー情報の送受信にも広く利用されている。GoogleがTNEF形式に対応したことで、OutlookユーザーとGoogle Calendarユーザー間でのカレンダー連携における信頼性と互換性が大きく向上することになった。

参考サイト

1. ^ Google Workspace. 「 Google Workspace Updates: Improving Google Calendar's interoperability with Microsoft Outlook 」. https://workspaceupdates.googleblog.com/2025/03/improving-google-calendars-interoperability-with-outlook.html, (参照 25-03-04).
2. Microsoft. https://www.microsoft.com/ja-jp
3. Google. https://blog.google/intl/ja-jp/

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