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DESIGN

公開：2025-03-03

SUPER PENGUINが3.5畳の没入空間を展開、展示会における新しい販促手法の可能性を提案

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• SUPER PENGUIN社が3.5畳の没入空間をJAPANSHOPに出展
• 空間デザインの概念と販促空間のあり方を提案
• 没入体験による新しい販促手法の可能性を提示

空間デザインの概念と販促空間の新たな可能性

SUPER PENGUIN株式会社は展示会のブースデザインを専門とする企業として、2025年3月4日から7日まで東京ビッグサイトで開催される日経メッセ/JAPANSHOPに3.5畳の没入空間を出展することを発表した。この没入空間では日本の伝統的な空間概念である「仕切」と「囲われている感」という2つのキーワードを活用し、最新テクノロジーに頼らない人間の心理を活かした空間構成を実現している。^[1]

展示会業界において空間デザインは装飾や立体物の制作として認識されることが多く、人間の心理を緻密にくみ取って空間を構成するという本来の意味が十分に理解されていない現状がある。空間デザインという概念は建築・インテリア業界では深く議論されてきたものの、一般の人々には難解で理解しがたい概念として存在してきたのだ。

昨今増加している没入体験という販促手法は、空間デザインの概念をより深く組み込むことで更なる進化の可能性を秘めている。限られた人数でありながらも製品の世界観に浸り、強い印象を残すことができる没入体験は、空間デザインの概念を社会に広める絶好の機会となるだろう。

JAPANSHOPでの展示内容まとめ

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没入空間について

没入空間とは、外界から切り離された特殊な環境で体験者を包み込む空間のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 体験者の五感に働きかける空間デザイン
• 外界との物理的・心理的な隔離
• 製品やサービスの世界観を体現する演出

従来の展示会ブースと比較して、没入空間は製品やサービスの世界観により深く入り込める環境を提供することが可能である。3.5畳という限られた空間であっても、日本の伝統的な空間概念を活用することで効果的な没入体験を実現できることが実証されている。

没入空間を活用した販促手法に関する考察

没入空間を活用した販促手法は、単なる製品展示を超えた体験型マーケティングの新しい可能性を示している。特に展示会という限られた時間と空間の中で、いかに印象的な体験を提供できるかが重要になってきており、今回のような小規模でありながらも効果的な没入空間の実現は、多くの企業にとって参考になるだろう。

今後の課題として、没入空間の設計における専門知識の普及と、効果測定の標準化が挙げられる。空間デザインの本質的な理解なしには、単なる装飾的な空間になってしまう危険性があり、建築・インテリア業界の知見を一般のマーケティング担当者にも伝えていく必要がある。

没入型の販促手法は今後も発展が期待される分野であり、テクノロジーに頼らない人間の心理に基づいたアプローチは、コスト面でも実現可能性が高い。空間デザインの概念を一般化し、より多くの企業が効果的な没入体験を提供できるようになることで、展示会マーケティングの新たな標準となる可能性を秘めている。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「【3.5畳の没入空間】「販促空間」デザインの可能性を考える | SUPER PENGUIN株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000035.000058487.html, (参照 25-03-03).

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