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SECURITY

公開：2025-03-04

【CVE-2025-1599】Best Church Management Software 1.0に深刻な脆弱性、リモート攻撃の危険性が浮上

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• Best Church Management Software 1.0にパストラバーサルの脆弱性
• profile_crud.phpファイルのold_cat_img引数に問題
• リモートからの攻撃が可能で早急な対応が必要

SourceCodester Best Church Management Software 1.0の脆弱性

SourceCodester社のBest Church Management Software 1.0において、管理者用ファイル/admin/app/profile_crud.phpに深刻な脆弱性が2024年2月24日に発見された。この脆弱性は、old_cat_img引数を操作することによってパストラバーサル攻撃が可能となるもので、攻撃者がリモートから任意のディレクトリにアクセスできる危険性が指摘されている。^[1]

この脆弱性は既に公開されており、攻撃に利用される可能性が高いことから早急な対応が求められている。SourceCodester社は早期に脆弱性情報の開示を受けていたものの、現時点で具体的な対応は行われていないことが明らかになった。

CWEによる脆弱性の分類では、パストラバーサル（CWE-24）および相対パストラバーサル（CWE-23）に分類されており、CVSSスコアは最新のバージョン4.0で5.3（MEDIUM）と評価されている。セキュリティ専門家からは、この脆弱性を利用した攻撃が容易に実行可能であることが指摘されている。

Best Church Management Software 1.0の脆弱性詳細

パストラバーサルについて

パストラバーサルとは、Webアプリケーションにおける深刻な脆弱性の一つで、攻撃者が意図しないディレクトリにアクセスできてしまう問題のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• ファイルパスの操作による任意のディレクトリアクセス
• 機密情報の漏洩や改ざんのリスク
• システム全体のセキュリティを脅かす可能性

Best Church Management Software 1.0の場合、profile_crud.phpファイル内のold_cat_img引数を操作することで、../filedirへのパストラバーサル攻撃が可能となっている。この脆弱性は既に公開されており、攻撃コードも出回っていることから、早急なセキュリティパッチの適用が推奨される。

Best Church Management Software 1.0の脆弱性に関する考察

Best Church Management Software 1.0の脆弱性が長期間放置されている状況は、教会管理システムのセキュリティリスクを著しく高めている。特にリモートから攻撃可能な脆弱性であることから、悪意のある攻撃者による情報漏洩や改ざんの可能性が非常に高く、早急な対策が必要不可欠だ。

今後はベンダーによる迅速な脆弱性対応と、定期的なセキュリティ監査の実施が重要となるだろう。特に教会管理システムは個人情報を多く扱うため、セキュリティ意識の向上とインシデント対応体制の整備が求められる。

また、オープンソースソフトウェアの品質管理についても再考が必要である。脆弱性の報告に対して適切な対応がなされないことは、ユーザーの信頼を大きく損なう結果となることから、コミュニティ全体でのセキュリティ対策の強化が望まれる。

参考サイト

1. ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-1599, (参照 25-03-04).

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