ソフトウェア

SOFTWARE

公開：2025-03-11

株式会社TooがマーカーレスモーションキャプチャーシステムCapturyの取り扱いを開始、複数人の同時キャプチャーとリアルタイム配信を実現

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• Tooがマーカーレスモーションキャプチャー「Captury」の取り扱い開始
• 複数人の同時キャプチャーとリアルタイム配信に対応
• 2025年4月4日にウェビナーを開催予定

Tooがマーカーレスモーションキャプチャーシステム「Captury」の取り扱いを開始

株式会社Tooは、専用スーツやマーカーを必要としない革新的なリアルタイム・マーカーレスモーションキャプチャーシステム「Captury」の取り扱いを2025年3月11日より開始した。複数台のカメラを設置するだけで被写体の骨格を自動認識し、計測範囲に入ると瞬時に骨格モデルを生成してリアルタイムにモーションキャプチャーを実行できる画期的なシステムとなっている。^[1]

Capturyの特徴として、服装の制限がほとんどなく自由度の高いキャプチャーを実現できる点が挙げられる。カメラ4-12台の構成で複数人の同時キャプチャーが可能であり、チームでのモーション収録やライブ配信にも最適なシステムとなっている。

また、販売開始を記念して2025年4月4日にウェビナーを開催する予定だ。CapturyとAutodesk Maya & MotionBuilderとの連携フローを紹介し、複数人の同時キャプチャーやリアルタイム配信などの機能をデモンストレーションする。

Capturyの主な機能と特徴まとめ

Capturyの詳細はこちら

モーションキャプチャーについて

モーションキャプチャーとは、人間や物体の動きをデジタルデータとして記録・解析する技術のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• 実在する物体の動きを3次元データとして取得可能
• リアルタイムでの動作解析とデータ化が可能
• 取得したデータを3DCGキャラクターなどに適用可能

従来のモーションキャプチャーシステムでは、専用のマーカーや特殊なスーツが必要であり、準備に時間がかかることが課題となっていた。Capturyのようなマーカーレスシステムの登場により、より手軽にモーションキャプチャーを実施できるようになっている。

マーカーレスモーションキャプチャーシステムに関する考察

マーカーレスモーションキャプチャーシステムの登場により、アニメーションやゲーム制作の現場における作業効率が大幅に向上することが期待される。特に複数人の同時キャプチャーが可能な点は、群衆シーンや対戦格闘ゲームのモーション制作において大きな利点となるだろう。

一方で、マーカーレスシステムでは骨格の自動認識精度が重要となるため、激しい動きや複雑な姿勢での追跡精度の向上が今後の課題となる可能性がある。システムの性能向上とともに、カメラの配置や照明条件などの撮影環境の最適化に関するノウハウの蓄積も必要となってくるだろう。

将来的には、AIによる動作補正や自動クリーンアップ機能の実装により、よりクオリティの高いモーションデータの取得が期待される。また、VRやARとの連携により、リアルタイムでのアバター操作やパフォーマンスキャプチャーなど、新たな表現の可能性が広がっていくと考えられる。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「革新的なリアルタイム・マーカーレスモーションキャプチャーシステム「Captury」の取り扱いを開始。 | 株式会社Tooのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000249.000004669.html, (参照 25-03-11).
2. NVIDIA. https://www.nvidia.com/ja-jp/

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

「ソフトウェア」に関するコラム一覧「ソフトウェア」に関するニュース一覧