ソフトウェア

SOFTWARE

公開：2025-03-14

ゼネテックが災害時位置情報共有アプリ『ココダヨ』を強化、津波警報通知とハザードマップ確認機能を実装し防災対策を充実

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• 災害時位置情報共有アプリ『ココダヨ』に新機能を追加
• 津波警報通知とハザードマップ確認機能を実装
• 警報発令時のリアルタイム情報共有が可能に

ゼネテックが災害時位置情報共有アプリを進化

株式会社ゼネテックは東日本大震災から14年となる2025年3月11日、災害時位置情報共有アプリ『ココダヨ』の機能強化を発表した。津波警報通知機能とハザードマップ確認機能が新たに追加され、事前登録したメンバーがいる地域の津波関連情報とハザードマップ情報を警報発表と連動して自動受信できるようになっている。^[1]

2015年にリリースされた『ココダヨ』は、災害発生時に家族や大切な人の居場所を自動で通知する機能を持つアプリケーションとして開発された。累計ダウンロード数は2024年12月末時点で160万件を突破しており、世界13カ国で特許を取得した自社特許技術をベースに、今後は海外展開も視野に入れた展開を進めていく方針だ。

ゼネテックは今後も位置情報アプリの開発で培った技術や経験を活用し、自然災害への対応強化を図っていく。生体情報の変化を感知して通知が可能となる技術による高齢者などの見守りや防犯の強化など、安心・安全な社会の実現に向けたソリューションの提供を続けていく予定である。

『ココダヨ』新機能まとめ

『ココダヨ』の詳細はこちら

位置情報アプリケーションについて

位置情報アプリケーションとは、GPSなどの測位システムを利用して利用者の位置情報を取得し、様々なサービスを提供するソフトウェアのことである。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• リアルタイムでの位置情報取得と共有が可能
• 地図情報との連携による視覚的な情報提供
• プッシュ通知による即時の情報伝達機能

災害時位置情報共有アプリは、通信が困難になる前に利用者の直近の位置情報を自動的に共有することができる。位置情報の共有機能に加え、避難所情報やハザードマップなどの防災情報を統合することで、より実用的な防災ツールとして活用することが可能だ。

災害時位置情報共有アプリの機能強化に関する考察

津波警報通知機能とハザードマップ確認機能の追加により、災害発生時の情報収集と避難行動の判断がより迅速になることが期待できる。特に自治体別に分割されていたハザードマップの統合は、広域での災害リスク把握を容易にし、避難計画の立案や居住地選択の際の重要な判断材料となるだろう。

今後の課題として、通信インフラが被災した際のバックアップ機能や、高齢者などデジタル機器の操作に不慣れな利用者への配慮が必要となってくる。解決策としては、オフライン時でも最低限の機能が使用できるようにすることや、より直感的で分かりやすいユーザーインターフェースの開発が考えられるだろう。

将来的には、AIによる災害予測機能の実装や、他の防災システムとの連携強化が望まれる。位置情報技術と防災情報の融合により、より包括的な災害対策プラットフォームへと進化することが期待される。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「東日本大震災から14年、災害時位置情報共有アプリ『ココダヨ』に新機能を追加 | 株式会社ゼネテックのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000112.000010332.html, (参照 25-03-14).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

「ソフトウェア」に関するコラム一覧「ソフトウェア」に関するニュース一覧