ソフトウェア

SOFTWARE

公開：2024-08-22

ユニリタのA-AUTOがAWS Mainframe Modernizationと連携、クラウド移行とジョブ管理の効率化を実現

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• ユニリタがA-AUTOのAWS Blu Age環境対応を発表
• メインフレームアプリケーションのAWS移行を効率化
• バッチジョブの集中管理やリアルタイム監視が可能に

ユニリタのA-AUTOがAWS Mainframe Modernizationと連携

株式会社ユニリタは、同社のジョブ管理ツール「A-AUTO」がAWSのMainframe Modernizationサービスにおいて、AWS Blu Age環境でのジョブ連携を実現したと2024年8月20日に発表した。AWS Mainframe Modernizationは、メインフレーム上のアプリケーションをAWSクラウドに移行し、モダナイズするためのツールとマネージドサービスの集合体だ。^[1]

AWS Blu Ageは、COBOLやPL/Iなどのレガシーコードをクラウド対応のJavaコードにリファクタリングする機能を提供する。これにより、Amazon AuroraやAmazon RDS for PostgreSQLといったクラウドネイティブなデータベースとの連携が可能となる。A-AUTOは、ITシステム上での業務処理のジョブスケジューリングやオペレーションの自動化に特化した運用管理ツールだ。

この連携により、AWS Blu AgeでリファクタリングされたアプリケーションのバッチジョブをA-AUTOでスケジューリングし、自動実行することが可能になった。これは、メインフレーム上で稼働していた基幹系アプリケーションのAWSクラウドへの移行において、ジョブ管理システムの構築と運用を大幅に効率化するものだ。バッチジョブの集中管理、リアルタイム監視、自動フェールオーバー、既存システムとの連携などが主な特徴となっている。

A-AUTOとAWS Mainframe Modernizationの連携機能まとめ

A-AUTOの詳細はこちら

AWS Mainframe Modernizationについて

AWS Mainframe Modernizationとは、メインフレーム上のアプリケーションをAWSに移行し、クラウド上で稼働・モダナイズするためのツールとマネージドサービスの集合体のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• レガシーコードをクラウド対応のJavaコードにリファクタリング
• Amazon AuroraやAmazon RDS for PostgreSQLとの連携が可能
• メインフレームアプリケーションのAWS移行を効率化

AWS Mainframe Modernizationの一部であるAWS Blu Ageは、COBOLやPL/Iなどのレガシーコードを解析し、クラウド対応のJavaコードに変換する機能を提供する。これにより、従来のメインフレームアプリケーションを現代的なクラウドアーキテクチャに適応させ、AWSのクラウドネイティブサービスとシームレスに統合することが可能となる。

A-AUTOとAWS Mainframe Modernizationの連携に関する考察

A-AUTOとAWS Mainframe Modernizationの連携は、レガシーシステムのクラウド移行を加速させる重要な一歩だ。特に、メインフレームの運用ノウハウを活かしつつ、クラウドの柔軟性と拡張性を獲得できる点が高く評価できる。ただし、移行プロセスの複雑さや、既存システムとの整合性確保など、実装面での課題も予想される。

今後は、AIを活用したジョブ最適化や、マルチクラウド環境での運用など、さらなる機能拡張が期待される。同時に、セキュリティ強化やコンプライアンス対応など、クラウド特有の課題に対するソリューションの提供も重要になるだろう。ユニリタには、これらの課題に対して積極的に取り組み、顧客のデジタルトランスフォーメーションを包括的に支援することを期待したい。

また、この連携がもたらす影響は、単なる技術的な進歩にとどまらない。組織の業務プロセスや人材育成にも大きな変革をもたらす可能性がある。クラウドネイティブな環境での運用スキルの獲得や、アジャイルな開発手法の導入など、組織全体の変革を促進する契機となるかもしれない。ユニリタとAWSの継続的な協力関係が、日本企業のIT現代化を加速させる原動力となることを期待する。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「ユニリタのジョブ管理ツール「A-AUTO」、AWS Mainframe Modernizationとの連携を実現 | 株式会社ユニリタのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000143.000084541.html, (参照 24-08-22).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

「ソフトウェア」に関するコラム一覧「ソフトウェア」に関するニュース一覧