アライドテレシスがAlliedWare Plusをバージョンアップ、x240シリーズにルーティング機能を追加しネットワーク運用の効率化を実現
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記事の要約
- アライドテレシスがAlliedWare Plusのバージョンアップを発表
- x240シリーズにルーティング機能を追加
- 無線LANコントローラー機能を大幅に強化
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アライドテレシスがネットワーク機器OSのバージョンアップを実施
アライドテレシス株式会社は2025年4月30日、同社のネットワーク機器OS「AlliedWare Plus」の新バージョンを公開し、レイヤ2plusスイッチ「x240シリーズ」やSD-WANルーター「AT-ARX200S-GTX」、無線LAN製品などの機能を強化すると発表した。今回のバージョンアップでは、x240シリーズに新たにルーティング機能が追加され、ネットワーク間の通信制御が単体で可能になるという大きな進展があった。[1]
x240シリーズに追加されたルーティング機能では、IPv4スタティックルーティングやRIP(RIPv1/v2)に対応し、最大16のルーティング設定が可能になることで、小規模なネットワーク環境での柔軟なセグメント分割や通信経路の制御を実現している。この機能強化により、部署ごとのネットワーク論理分割やフロアごとの通信経路の整理といったニーズにも対応できるようになった。
10G対応SD-WANルーター「AT-ARX200S-GTX」では、Vista Manager miniの無線LANコントローラー機能が強化され、ライセンスなしで管理できるアクセスポイント数が従来の5台から20台に拡大された。さらに、移動中も途切れない通信を実現するAWC-CBおよび無線エリアの拡大を簡単に実現するAWC-SCの設定が可能となり、それぞれ最大5台まで管理できるようになった。
AlliedWare Plusのバージョンアップ概要
製品 | 主な機能強化 | 対象バージョン |
---|---|---|
x240シリーズ | ルーティング機能追加 | Ver.5.5.5-0.1 |
AT-ARX200S-GTX | 無線LANコントローラー機能強化 | Ver.5.5.5-0.1 |
AT-TQ7403 | MACアドレスフィルター機能強化 | Ver.10.0.5-0.1 |
AT-TQ6403 Gen2 | Vista Manager mini対応 | Ver.9.0.5-0.1 |
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ルーティング機能について
ルーティング機能とは、ネットワーク間の通信を制御する機能のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。
- 異なるネットワーク間の通信経路を制御
- 通信の最適化と効率化を実現
- ネットワークセグメントの論理的な分割が可能
今回のAlliedWare Plusのバージョンアップでは、x240シリーズにIPv4スタティックルーティングとRIP(RIPv1/v2)という2種類のルーティング機能が実装された。最大16のルーティング設定が可能となり、小規模なネットワーク環境でも柔軟な通信制御を実現できるようになった。
参考サイト
- ^ アライドテレシス株式会社. 「【最新のファームウェアを公開】 ネットワーク機器OSのバージョンアップでネットワーク運用の効率化を支援 ~エッジ・スイッチ、ルーター、無線LANアクセスポイントの機能を強化~ - アライドテレシス」. https://www.allied-telesis.co.jp/news/nr250430-2/, (参照 25-05-11). 1917
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