JCBとLayerXが業務提携、JCB法人カード利用明細データが「バクラク経費精算」に自動連携可能に

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約

JCBとLayerXが業務提携契約を締結
JCB法人カード利用明細データが「バクラク経費精算」に対応
経費精算処理の効率化とガバナンス強化を実現

JCBとLayerXの業務提携によるJCB法人カードの経費精算効率化

株式会社ジェーシービー（JCB）と株式会社LayerXは、業務提携契約を締結し、JCBの「JCB法人カード利用明細データ連携サービス」をLayerXの経費精算システム「バクラク経費精算」に対応させた。この提携により、JCB法人カードの利用明細データが自動で「バクラク経費精算」に取り込まれ、経費精算処理の効率化が図られることとなった。^[1]

本サービスの導入により、JCB法人カードの利用後、最短翌日には「バクラク経費精算」画面のクレジット明細選択画面にカードの利用日、利用金額、加盟店名等の内容が表示されるようになる。これにより、カード利用明細と証憑・事前稟議の紐付けや仕訳作成が簡素化され、経費申請作業の削減につながることが期待される。

さらに、本サービスはペーパーレス化を促進するだけでなく、不正なカード利用の防止にも貢献する。取り込まれたデータは「バクラク経費精算」上で変更できないため、不正申請を防止し、経費処理のガバナンス強化にもつながる。JCBは今後も法人カード会員からの要望に応えるべく、経費精算システムとの連携に注力していく方針だ。

JCB法人カード利用明細データ連携サービスの特徴

特徴	詳細
データ連携	JCB法人カードの利用明細データを自動で「バクラク経費精算」に取り込み
表示内容	カードの利用日、利用金額、加盟店名等
表示タイミング	利用後、最短翌日
主な利点	経費精算処理の効率化、ペーパーレス化、不正利用防止、ガバナンス強化
データの特性	「バクラク経費精算」上で変更不可能

バクラク経費精算の詳細はこちら

経費精算システムについて

経費精算システムとは、企業の経費処理を効率化し、正確性を高めるためのソフトウェアツールである。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

経費データの自動取り込みと分類
申請・承認プロセスのデジタル化
経費ポリシーの自動チェック機能

「バクラク経費精算」は、手入力ゼロを目指す次世代の経費精算システムだ。複数のレシートや領収書を一括アップロードできる領収書読取特化AI-OCRや、汎用ワークフロー機能を用いた稟議との紐付けなど、経費精算に関わる作業を大幅に効率化する機能を備えている。このようなシステムの導入により、企業は経費処理にかかる時間と労力を削減し、より戦略的な業務に注力できるようになる。

JCBとLayerXの業務提携に関する考察

JCBとLayerXの業務提携は、企業の経費管理プロセスを大幅に改善する可能性を秘めている。特に、データの自動連携による作業効率の向上と、変更不可能なデータによるガバナンス強化は、多くの企業にとって魅力的な機能だろう。しかし、システム間のデータ連携にはセキュリティリスクが伴うため、両社には強固なデータ保護対策が求められる。

今後の課題としては、さまざまな会計ソフトウェアとの互換性の確保が挙げられる。多くの企業が既存の会計システムを使用しているため、「バクラク経費精算」と他の会計ソフトウェアとのスムーズな連携が実現すれば、さらなる業務効率化が期待できる。また、AIによる経費分析や不正検知機能の強化など、より高度な機能の追加も今後の展開として考えられるだろう。

この業務提携を皮切りに、金融サービスと業務効率化ツールの融合がさらに進むことが予想される。JCBには、他の経費精算システムとの連携拡大や、中小企業向けのカスタマイズ機能の提供など、さらなるサービス拡充が期待される。一方、LayerXには経費精算以外の業務領域への展開や、ブロックチェーン技術を活用したより安全で透明性の高いシステムの開発などが期待されるだろう。

参考サイト

^ PR TIMES. 「JCBとLayerXが業務提携し、JCB法人カードの情報が「バクラク経費精算」で確認可能に | 株式会社ジェーシービーのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001032.000011361.html, (参照 24-09-03).

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