NIJINアフタースクールがメタバース空間で開校、新しい放課後の過ごし方を提案

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約

NIJINアフタースクール、9月2日に開校
メタバース空間で放課後の居場所を提供
異学年・異地域の仲間と学び・遊ぶ環境を実現

NIJINアフタースクールがメタバース空間で開校

株式会社NIJINは、小中学生を対象としたメタバース学童「NIJINアフタースクール」を2024年9月2日に開校した。同社は500名の現役教員が学ぶ日本最大の教員研修プラットフォームや140名以上の小中学生が在籍する不登校オルタナティブスクールNIJINアカデミーを運営している。NIJINアカデミーのメタバース校舎活用により学校満足度や担任クラス満足度は90％を超える実績がある。^[1]

NIJINアフタースクールでは、15:30から18:15までの時間帯で宿題・自由遊び、全体ミーティング、会社プロジェクト、フリータイムなどのプログラムを提供している。子どもたちは家からメタバース空間につながり、異学年・異地域の仲間と学び・遊ぶことができる。会社プロジェクトでは動画クリエイター会社やゲーム制作会社など様々な活動を体験できる環境が用意されている。

NIJINアフタースクールの目的は、放課後を一人孤独に過ごす子どもを救うことにある。異学年・異地域の仲間との交流や社会人との出会いを通じて、子どもたちの創造性・表現力を高め、全ての子どもたちに刺激的な放課後を提供することを目指している。株式会社NIJINは「教育から国を照らす」を理念に掲げ、教育課題を仕組みから解決する11の事業を展開している。

NIJINアフタースクールのプログラム内容

時間帯	プログラム内容	活動内容
15:30~16:30	宿題・自由あそび	宿題を終わらせたり、自由に遊んだりする
16:30~16:45	全体ミーティング	連絡事項の共有、子どもたちの活動発表、ゲーム
16:45~17:45	会社プロジェクト	様々な会社の活動を体験
17:45~18:15	フリータイム	プロジェクトの個人作業や話し合い、自由時間

NIJINアフタースクールの詳細はこちら

メタバース空間について

メタバース空間とは、現実世界とは異なる仮想的な3D空間のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

ユーザーが自由にアバターを操作して交流できる
現実世界の制約を超えた活動や体験が可能
遠隔地にいる人々との共同作業や学習が実現できる

NIJINアフタースクールでは、このメタバース空間を活用することで、地理的な制約を超えた子どもたちの交流を可能にしている。メタバース空間内では、宿題をしたり、全体ミーティングに参加したり、様々な会社プロジェクトを体験したりと、現実世界と変わらない活動が行えるだけでなく、より創造的で刺激的な体験を提供することができる。

NIJINアフタースクールに関する考察

NIJINアフタースクールの開校は、デジタル技術を活用した新しい学童保育の形を提示している点で画期的だ。メタバース空間を利用することで、地理的制約を超えた交流や学びが可能となり、子どもたちの視野を広げる機会を提供している。また、会社プロジェクトのような実社会を模した活動は、将来のキャリア意識の醸成にも寄与する可能性がある。

一方で、長時間のオンライン活動による健康面への影響や、リアルな人間関係構築スキルの発達への懸念も考えられる。これらの問題に対しては、適切な利用時間の設定や、オフラインでの活動との適切なバランス取りが重要になるだろう。また、セキュリティやプライバシーの保護など、オンライン環境特有の課題にも十分な対策が必要となる。

今後、NIJINアフタースクールには、より多様な体験プログラムの提供や、地域社会との連携強化などが期待される。メタバース空間の特性を活かした国際交流プログラムの導入や、リアルとバーチャルを融合したハイブリッド型の活動など、新しい学びの形を模索し続けることが重要だ。教育のデジタル化が進む中、NIJINアフタースクールの取り組みは、未来の教育モデルの一つとなる可能性を秘めているだろう。