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公開：2024-09-17

グローバル・ブレインがChillStackへ出資、AI×セキュリティ技術を活用した不正検知サービスの拡大へ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• グローバル・ブレインがChillStackに出資
• AI×セキュリティ技術を軸とした不正検知サービスを提供
• TMN100ファンドがリードインベスターとして参加

グローバル・ブレインがChillStackへの出資を発表

グローバル・ブレイン株式会社は、2024年9月17日にAI×セキュリティ技術を軸にした不正検知・サイバーセキュリティソリューションを提供する株式会社ChillStackへリードインベスターとして出資を実行したことを発表した。この出資は、フコク CVC ファンド－THE MUTUAL for Next 100－（TMN100）を通じて行われ、ChillStackの事業成長を支援する目的で実施された。^[1]

ChillStackは、AIを活用した不正経費自動検知クラウド『Stena Expense』やサイバーセキュリティ対策関連のサービスなど、企業が安心して業務を遂行できるサービスを開発・提供している。本調達を通じて、既存プロダクトの強化を加速させるとともに、官公庁向けAI×セキュリティ市場の開拓を進める予定だ。

グローバル・ブレインは、ChillStackが持つAI×セキュリティ技術に関する深い知見や、その技術をエンタープライズ向け製品に落とし込める開発力と事業開発能力、今後の市場ポテンシャルを高く評価し出資を決定した。DXの進展により企業業務のデジタル化が進む中、サイバーインシデントの増加に対応するソリューションへのニーズが拡大している状況を背景に、ChillStackの成長を支援していく。

ChillStackの事業概要と出資の詳細

AI×セキュリティ技術について

AI×セキュリティ技術とは、人工知能（AI）技術をセキュリティ分野に応用したものを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 大量のデータから異常や不正を高速で検出
• パターン認識による未知の脅威への対応
• 人間の専門家を支援し、セキュリティ対策を効率化

ChillStackが提供する『Stena Expense』は、このAI×セキュリティ技術を経費管理に応用した製品の一例だ。AIが経費データを分析し、不正や不備を自動で検知することで、企業のコンプライアンス強化と業務効率化を同時に実現している。また、ゲーム業界向けの不正ユーザ検知システム『Stena Game』も、同様の技術を活用してオンラインゲームの健全性維持に貢献している。

AI×セキュリティ技術の市場展開に関する考察

AI×セキュリティ技術の市場展開において、ChillStackの強みは企業向けソリューションへの落とし込み能力にある。特に経費管理やゲーム業界など、具体的な業務領域でAIを活用したセキュリティソリューションを提供している点が評価できる。一方で、AIの判断基準の透明性や、誤検知のリスクなど、AI利用に伴う課題への対応も今後重要になってくるだろう。

今後の展開として、官公庁向け市場の開拓が挙げられているが、この分野では特に高度なセキュリティ要件や、AIの判断に対する説明責任がより強く求められる可能性がある。ChillStackには、こうした要求に応えつつ、AIの特性を活かした革新的なソリューションの提供が期待される。また、サイバーセキュリティの脅威が日々進化する中、AIモデルの継続的な学習と更新の仕組みづくりも重要な課題となるだろう。

グローバル・ブレインによる出資を受け、ChillStackの技術力と事業開発能力がさらに強化されることで、AI×セキュリティ技術の新たな応用分野の開拓や、より高度な不正検知・サイバーセキュリティソリューションの開発が進むことが期待される。この分野の発展は、デジタル化が進む企業や組織のセキュリティ課題解決に大きく貢献する可能性を秘めている。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「AI×セキュリティ技術を軸にした不正検知・サイバーセキュリティソリューションを提供する株式会社ChillStackへリードインベスターとして出資 | グローバル・ブレイン株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000409.000047342.html, (参照 24-09-17).

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