グッデイがDIGITAL Craft Studioを開設、デジタル技術で顧客のアイデアを形に

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約

グッデイがDIGITAL Craft Studioを開設
デジタル機材でカスタムオーダーを実現
2024年10月1日からグッデイ全店で受付開始

グッデイのDIGITAL Craft Studioがものづくりの可能性を拡大

ホームセンターグッデイを運営する株式会社グッデイは、お客様の想いやアイデアをカタチにするものづくりスペース「DIGITAL Craft Studio」を2024年9月19日に開設した。これまでのGOODAY FABから進化したデジタルクラフトスタジオでは、専属スタッフ10名が在籍し、デジタルものづくりのノウハウを活用したオーダーメイドサービスを拡充している。^[1]

デジタルクラフトスタジオは、グッデイの長尾店、姪浜店、久留米野中店、ひびきの店、基山弥生が丘店、そして太宰府の6拠点で展開される。お客様のアイデアをカタチにするため、レーザーカッター、カッティングマシン、UVプリンター、ショップボットなどの最新のデジタル機材を駆使し、多様な素材に対応した加工サービスを提供する。

オーダーメイドサービスの対象は、誕生日のメモリアルプレートや結婚式のウェルカムボード、名入れ文房具、チーム用キーホルダー、ペット用品など多岐にわたる。グッデイ全64店舗では2024年10月1日からオーダー注文の受付を開始し、デジタルクラフトスタジオ各店で作成された製品は注文店舗へ届けられる仕組みとなっている。

DIGITAL Craft Studioの特徴まとめ

項目	詳細
サービス開始日	2024年10月1日
展開店舗	グッデイ6店舗（長尾、姪浜、久留米野中、ひびきの、基山弥生が丘、太宰府）
専属スタッフ数	10名
主な設備	レーザーカッター、カッティングマシン、UVプリンター、ショップボット
対応素材	木材、アクリル、PPシート、フェルト、コルク、革など
サービス内容	オーダーメイド製品の製作、デジタル加工、ワークショップの開催

ショップボットについて

ショップボットとは、コンピューター制御された精密な切削加工機のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

3D設計データに基づいた自動加工が可能
複雑な形状も正確に作成できる高い精度
大型家具などの製作にも対応可能な versatility

DIGITAL Craft Studioでは、Shopbot / PRSalpha 96-48モデルが導入されており、この機器を使用することで精密な木材加工が可能となっている。ショップボットを活用することで、お客様の要望に応じた大型看板の作成や木材の曲線カットなど、従来のホームセンターでは難しかった高度な加工サービスを提供することができるようになった。

DIGITAL Craft Studioに関する考察

DIGITAL Craft Studioの開設は、ホームセンターの新たな可能性を切り開く画期的な取り組みだと言える。従来のDIY支援にとどまらず、高度なデジタル機器を活用したカスタムメイド製品の提供は、顧客満足度の向上と新たな顧客層の獲得につながるだろう。一方で、機器の操作や製品の品質管理など、専門的なスキルを持つスタッフの育成が課題となる可能性がある。

この課題に対しては、継続的な社員教育プログラムの実施や、外部の専門家との連携が有効な解決策となるかもしれない。また、今後はAIを活用したデザイン支援システムの導入や、3Dプリンティング技術の拡充など、さらなる技術革新への対応が期待される。これにより、より複雑で高度なカスタマイズにも対応できるサービスへと進化していく可能性がある。

DIGITAL Craft Studioの成功は、小売業界全体にイノベーションの波を起こす可能性を秘めている。従来の商品販売モデルから、顧客との共創モデルへの転換は、retail as a serviceの新たな形態として注目されるだろう。今後、グッデイがこの事業をどのように展開し、成長させていくのか、業界内外から大きな関心が寄せられることは間違いない。