ビジネススキル

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公開：2024-10-03

ロゴスホームが北洋銀行からサステナビリティ・リンク・ローンで資金調達、ZEH割合をSPTに設定し環境課題に取り組む姿勢を明確化

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• ロゴスホームが北洋銀行からSLLで資金調達
• ZEH割合をSPTとして設定し環境課題に取り組む
• グループ全体で脱炭素社会実現に貢献目指す

ロゴスホームがサステナビリティ・リンク・ローンで資金調達

株式会社ロゴスホールディングスは、グループ会社である株式会社ロゴスホームが2024年9月30日に北洋銀行による「サステナビリティ・リンク・ローン」にて資金調達を実施したことを発表した。この融資は、企業が設定した野心的なESG関連目標の達成状況に応じて金利等の条件が連動する仕組みとなっている。^[1]

今回の融資では、「ロゴスホールディングスグループにおける住宅総供給戸数に占めるZEHの割合」をサステナビリティ・パフォーマンス・ターゲット（SPT）として設定している。株式会社北海道共創パートナーズより、国際的な原則である「SLL原則」等に整合している旨のセカンドオピニオンを取得しており、環境課題の解決に向けた取り組みの一環となっている。

ロゴスホールディングスグループは、事業を通じて脱炭素社会の実現に貢献するため、東北で展開する住宅商品「GUUUS」を中心に、各拠点でZEH（ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス）の販売を進めている。今後もお客さまが住みやすく、環境にやさしい住宅の提供に努め、サステナビリティ経営を推進していく方針だ。

サステナビリティ・リンク・ローンの概要

ロゴスホールディングスのサステナビリティページはこちら

ZEHについて

ZEHとは「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」の略称で、高い省エネ性能と再生可能エネルギーの活用により、年間の一次エネルギー消費量の収支をゼロにすることを目指した住宅のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 高断熱・高気密設計による省エネ性能の向上
• 高効率な設備機器の導入によるエネルギー消費量の削減
• 太陽光発電などの再生可能エネルギーシステムの導入

ロゴスホールディングスグループは、東北で展開する住宅商品「GUUUS」を中心に、各拠点でZEHの販売を進めている。このような環境性能の高い住宅の積極的な供給を通じて、環境課題の解決に取り組んでおり、今回のサステナビリティ・リンク・ローンによる資金調達も、その取り組みをさらに加速させるものとなっている。

サステナビリティ・リンク・ローンに関する考察

サステナビリティ・リンク・ローンは、企業のESG目標達成を金融面からサポートする革新的な仕組みだ。この融資方式により、企業は環境・社会課題への取り組みを強化しつつ、金利面でのメリットも享受できる可能性がある。一方で、目標未達成時のペナルティリスクも存在するため、企業には慎重かつ現実的な目標設定が求められるだろう。

今後の課題として、SPTの適切な設定や達成度の客観的評価方法の確立が挙げられる。特に、ZEHのような新しい概念を扱う場合、業界標準や評価基準の整備が重要になってくる。これらの課題に対しては、第三者機関による厳格な審査や、業界団体による統一基準の策定などが解決策として考えられる。

将来的には、ZEH以外にも多様なサステナビリティ目標を組み込んだ融資スキームの開発が期待される。例えば、地域貢献や従業員の健康増進など、幅広いESG要素を融資条件に反映させることで、より包括的なサステナビリティ経営の推進が可能になるだろう。金融機関と企業の協働により、社会全体のサステナビリティ向上に寄与することを期待したい。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「株式会社ロゴスホームは北洋銀行の「サステナビリティ・リンク・ローン」による資金調達を実施しました | 株式会社ロゴスホールディングスのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000016.000136381.html, (参照 24-10-03).

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