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SONIC AgencyがADAM Audioの最小サイズモニタースピーカーD3Vを発売、高音質とコンパクト性を両立

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • SONIC AgencyがADAM Audio「D3V」を発売
  • コンパクトなデザインで高音質を実現
  • 価格はペアで39,091円(税別)、2色展開

ADAM AudioのコンパクトモニタースピーカーD3Vが登場

SONIC Agencyは、ADAM Audioのサウンドを最小サイズで実現するというモニタースピーカー「D3V」を2024年10月25日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格はペアで39,091円(税別)となっている。カラーバリエーションはブラックとホワイトの2色を用意し、ユーザーの好みや環境に合わせて選択できるようになっている。[1]

D3Vは、ADAM Audioが25年にわたるスピーカー開発で培った技術を結集させた製品だ。アーティスト、作曲家、コンテンツ・クリエーター、そして音楽ファンをターゲットに設計されており、コンパクトなデザインながら高品質な音楽再生を実現している。PCデスク上での使用を想定しており、限られたスペースでもプロフェッショナルなサウンドを楽しむことができる。

技術面では、各スピーカーに3.5インチのアルミ製ウーファーを搭載し、45Hzまでの低域再生を可能にする両面パッシブラジエーターを備えている。高域には、ADAM AudioのAMT技術を採用した1.5インチD-ARTツイーターを使用し、正確で聴き疲れしにくいクリアな高域再生を実現している。さらに、DSPによる音響補正スイッチや、USB-C接続による簡単・高音質再生機能も搭載されている。

ADAM Audio D3Vの主要スペック

仕様
周波数特性 45 Hz - 23.2 kHz(-6dB時)/ 48 Hz - 22.6 kHz(-3dB時)
総合システム出力 240W ピーク(200W RMS)(ペア)
低域出力 80W(70W RMS)(1本あたり)
高域出力 40W(30W RMS)(1本あたり)
クロスオーバー周波数 4kHz
寸法 高さ200 x 幅115 x 奥行150 mm(スタンド使用時は高さ240mm)
重量 1.85kg + 1.73kg(梱包重量5.6kg)

AMT技術について

AMT(Air Motion Transformer)技術とは、高域再生のために開発された革新的なスピーカー技術のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • 従来のドームツイーターよりも軽量で高速な振動板を使用
  • 空気の圧縮と減圧を効率的に行い、より正確な音の再現が可能
  • 高域での歪みが少なく、クリアで疲れにくい音質を実現

ADAM AudioのD3Vでは、このAMT技術を採用した1.5インチD-ARTツイーターを使用している。これにより、コンパクトなサイズながら高精度な高域再生を実現し、プロフェッショナルな音楽制作やハイエンドな音楽鑑賞に適したサウンドを提供している。AMT技術の採用は、D3Vの音質向上に大きく貢献していると言えるだろう。

ADAM Audio D3Vに関する考察

ADAM Audio D3Vの最大の利点は、コンパクトなサイズでありながら高品質なサウンドを実現している点だ。特にAMT技術を採用したツイーターや両面パッシブラジエーターの搭載により、サイズを超えた音質性能を実現している。また、USB-C接続やDSPによる音響補正機能の搭載は、使いやすさと音質調整の柔軟性を高めており、ユーザーにとって大きなメリットとなるだろう。

一方で、今後の課題としては、より幅広い価格帯での製品展開が挙げられる。約4万円という価格は、プロ向けとしては手頃だが、一般消費者にとってはやや高価な印象を与える可能性がある。また、Bluetooth接続などのワイヤレス機能の追加も、将来的な改良点として考えられるだろう。多様化するユーザーニーズに対応するため、機能の拡張や価格帯の多様化が求められる。

今後、ADAM Audioには、D3Vの技術を活かしつつ、より小型化や低価格化を進めた製品ラインナップの拡充が期待される。また、スマートスピーカーとの連携やAI音声アシスタント機能の搭載など、新しい技術トレンドへの対応も重要になるだろう。D3Vの成功を足がかりに、ADAM Audioがコンシューマー市場でも存在感を高めていくことが期待される。

参考サイト

  1. ^ . 「最小のアダム「D3V」誕生」. https://www.adam-audio.jp/post/%E6%9C%80%E5%B0%8F%E3%81%AE%E3%82%A2%E3%83%80%E3%83%A0%E3%80%8Cd3v%E3%80%8D%E8%AA%95%E7%94%9F, (参照 24-10-13).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

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