マネーフォワードがバクラクと仕訳API連携、経理業務の効率化と作業負荷削減を実現

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約

マネーフォワードがクラウド会計ソフトの機能拡張
LayerXのバクラクと仕訳API連携に対応
経理業務の効率化と作業負荷の大幅削減を実現

マネーフォワードクラウド会計とバクラクの仕訳API連携開始

株式会社マネーフォワードは、クラウド会計ソフト『マネーフォワードクラウド会計』において、株式会社LayerXが提供する業務効率化クラウドサービス『バクラク』との仕訳API連携に対応したことを2024年10月16日に発表した。この連携により、『バクラク請求書受取』『バクラク経費精算』から『マネーフォワードクラウド会計』への仕訳連携がワンクリックで行えるようになった。^[1]

新機能では、『マネーフォワードクラウド会計』のAPIを通じて、マスタデータ（勘定科目/補助科目、税区分、取引先、部門）の同期が可能になっている。これにより、手作業によるミスを排除し、経理業務における作業負荷を大幅に削減することが期待される。さらに、『マネーフォワードクラウド会計Plus』とバクラクの仕訳API連携も開発中で、今秋中のリリースが予定されている。

マネーフォワードは、バックオフィスSaaS『マネーフォワードクラウド』の各種サービスと、様々なサービスのスムーズなデータ連携を目指し、APIの開発強化を進めている。この取り組みにより、企業の経理業務の効率化だけでなく、より広範囲なバックオフィス業務の最適化が期待されている。

マネーフォワードクラウド会計とバクラクの連携機能まとめ

	マネーフォワードクラウド会計	バクラク
主な機能	クラウド会計ソフト	業務効率化クラウドサービス
連携対象	マスタデータ、仕訳データ	請求書受取、経費精算
連携方法	API経由	ワンクリック操作
期待効果	作業負荷削減、ミス防止	業務効率化、データ管理の一元化
今後の展開	クラウド会計Plusとの連携予定	さらなる機能拡張の可能性

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API連携について

API連携とは、異なるソフトウェアやサービス間でデータをやり取りするための仕組みのことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

異なるシステム間でのシームレスなデータ交換を実現
自動化された処理によりヒューマンエラーを削減
リアルタイムでのデータ更新が可能

マネーフォワードクラウド会計とバクラクの仕訳API連携では、会計データと業務効率化ツールのデータを自動的に同期することが可能になった。これにより、経理担当者は手動でのデータ入力や転記作業から解放され、より戦略的な業務に時間を割くことができる。さらに、リアルタイムでの財務状況の把握や、より正確な経営判断のための基盤が整備されることになる。

マネーフォワードとLayerXの連携に関する考察

マネーフォワードとLayerXの連携は、中小企業から大企業まで幅広い顧客層に対して、経理業務の効率化と正確性の向上をもたらす可能性が高い。特に、手作業によるデータ入力やミスの削減は、企業の生産性向上に直結するだろう。一方で、APIを介したデータのやり取りにおけるセキュリティの確保や、システム障害時の対応策などが今後の課題となる可能性がある。

この連携によって、経理業務だけでなく、企業全体のデジタルトランスформーション（DX）が加速する可能性も考えられる。今後は、AIやマシンラーニングを活用した予測分析機能の追加や、他の業務系ソフトウェアとの連携拡大など、さらなる機能拡張が期待される。これにより、企業の意思決定プロセスの迅速化や、より戦略的な経営判断が可能になるだろう。

また、この連携が成功すれば、他のSaaSプロバイダー間での連携も促進される可能性がある。これは、ユーザー企業にとって選択肢の拡大とカスタマイズ性の向上につながる一方で、サービス提供者側には独自性の維持と差別化という新たな課題をもたらすかもしれない。今後のクラウドサービス市場の動向に大きな影響を与える可能性があり、注目に値する取り組みだと言えるだろう。

参考サイト

^ PR TIMES. 「『マネーフォワードクラウド会計』、業務効率化クラウドサービス『バクラク』との仕訳API連携に対応 | 株式会社マネーフォワードのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001325.000008962.html, (参照 24-10-18).

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