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【CVE-2024-6959】lollms web ui 9.8でクロスサイトリクエストフォージェリの脆弱性が発見、情報改ざんとDoSのリスクに

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • lollms web uiにCVE-2024-6959の脆弱性
  • クロスサイトリクエストフォージェリの脆弱性
  • 情報改ざんとDoS状態のリスクあり

lollms web ui 9.8における深刻な脆弱性の発見

JVNは2024年10月23日、lollms web ui 9.8においてクロスサイトリクエストフォージェリの脆弱性【CVE-2024-6959】が発見されたことを公開した。NVDによる評価では攻撃元区分がネットワークで攻撃条件の複雑さは低く、攻撃に必要な特権レベルは不要とされている。[1]

CVSSスコアは7.1(重要)を記録しており、影響の想定範囲に変更はないものの完全性への影響が低く可用性への影響は高いと評価されている。また利用者の関与が必要とされており、機密性への影響は特にないとされているだろう。

本脆弱性はCWEによってクロスサイトリクエストフォージェリ(CWE-352)およびリソースの枯渇(CWE-400)に分類されている。この脆弱性により情報の改ざんやサービス運用妨害状態になる可能性が指摘されているため、適切な対策が求められる。

lollms web uiの脆弱性詳細

項目 詳細
影響を受ける製品 lollms web ui 9.8
CVSSスコア 7.1(重要)
脆弱性タイプ クロスサイトリクエストフォージェリ(CWE-352)、リソースの枯渇(CWE-400)
想定される影響 情報の改ざん、サービス運用妨害(DoS)
必要な条件 利用者の関与が必要

クロスサイトリクエストフォージェリについて

クロスサイトリクエストフォージェリとは、Webアプリケーションに対する攻撃手法の一つで、ユーザーの意図しない不正なリクエストを強制的に実行させる脆弱性のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • ユーザーの認証情報を悪用した不正なリクエストの実行
  • Webサイトの正規機能の悪用が可能
  • ユーザーの知らない間に操作が実行される

本脆弱性はlollms web ui 9.8において、クロスサイトリクエストフォージェリによって情報の改ざんやサービス運用妨害状態に陥る可能性がある。CVSSスコアが7.1と評価されており、攻撃条件の複雑さが低く特権も不要なことから、早急な対策が必要とされている。

lollms web uiの脆弱性に関する考察

今回発見された脆弱性は、攻撃条件の複雑さが低く特権も不要という点で深刻な問題となっている。クロスサイトリクエストフォージェリ対策として一般的なCSRFトークンの実装やSameSite属性の設定が行われていなかった可能性が高く、基本的なセキュリティ対策の見直しが必要だろう。

今後の対策としては、開発チームによる脆弱性診断の定期的な実施や、セキュリティ専門家によるコードレビューの強化が求められる。特にユーザー入力を扱う部分での入力値検証やセッション管理の実装について、より厳密な確認が必要になってくるだろう。

Webアプリケーションのセキュリティ対策は、開発段階から運用段階まで継続的な取り組みが重要となる。特にオープンソースプロジェクトでは、コミュニティによるセキュリティレビューの仕組みを整備し、脆弱性の早期発見と修正が可能な体制を構築することが望まれる。

参考サイト

  1. ^ JVN. 「JVNDB-2024-010895 - JVN iPedia - 脆弱性対策情報データベース」. https://jvndb.jvn.jp/ja/contents/2024/JVNDB-2024-010895.html, (参照 24-10-24).

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