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【CVE-2024-45735】Splunkの複数バージョンで不適切なアクセス制御の脆弱性が発見、情報取得のリスクに要注意

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • Splunkに情報取得の脆弱性が発見
  • 複数のバージョンで対策が必要な状態
  • 【CVE-2024-45735】として識別される問題

Splunkの複数バージョンにおける脆弱性

Splunkは複数のバージョンに影響を及ぼす脆弱性【CVE-2024-45735】を2024年10月14日に公開した。Splunk 9.1.0から9.1.6未満、9.2.0から9.2.3未満、splunk cloud platform 3.4.259未満および3.6.0から3.6.17未満のバージョンで影響を受ける可能性があることが判明している。[1]

本脆弱性はCVSS v3による深刻度基本値が4.3と評価されており、攻撃元区分はネットワークで攻撃条件の複雑さは低いとされている。攻撃に必要な特権レベルは低く利用者の関与は不要とされているが、機密性への影響は低いとされている。

この脆弱性は不適切なアクセス制御に関連しており、CWEでは「不適切なアクセス制御(CWE-284)」として分類されている。影響を受けるシステムでは情報が取得される可能性があるため、早急な対策が推奨されている。

影響を受けるバージョンまとめ

製品名 影響を受けるバージョン
Splunk 9.1.0以上9.1.6未満
Splunk 9.2.0以上9.2.3未満
splunk cloud platform 3.4.259未満
splunk cloud platform 3.6.0以上3.6.17未満

不適切なアクセス制御について

不適切なアクセス制御とは、システムやリソースへのアクセスを適切に制限できていない状態を指す脆弱性のことである。以下のような特徴が挙げられる。

  • 認証や認可の処理が不十分
  • 権限チェックの実装に不備
  • アクセス制御の設定ミスや欠落

今回のSplunkの脆弱性では、不適切なアクセス制御によって情報が取得される可能性が報告されている。CVSSスコアは4.3と比較的低めではあるものの、攻撃条件の複雑さが低く利用者の関与も不要なことから、早急な対応が推奨される状況だ。

Splunkの脆弱性に関する考察

Splunkの今回の脆弱性は、攻撃条件の複雑さが低く利用者の関与も不要という点で注目すべき問題である。複数のバージョンに影響があることから、多くのユーザーが潜在的なリスクにさらされている可能性が高く、特に重要なデータを扱う企業や組織にとって深刻な脅威となるだろう。

今後は不適切なアクセス制御に関連する新たな攻撃手法が発見される可能性も考えられる。セキュリティ対策の強化や定期的な脆弱性診断の実施など、より包括的なセキュリティ管理体制の構築が求められているといえるだろう。

また、クラウドプラットフォームを含む広範なバージョンに影響があることから、アップデート管理の重要性が改めて浮き彫りとなった。今後はより迅速なセキュリティパッチの適用と、脆弱性情報の共有体制の強化が期待される。

参考サイト

  1. ^ JVN. 「JVNDB-2024-010837 - JVN iPedia - 脆弱性対策情報データベース」. https://jvndb.jvn.jp/ja/contents/2024/JVNDB-2024-010837.html, (参照 24-10-24).

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