クリーンオーシャンアンサンブルが海洋ごみMAPを機能拡張、回収データの追跡と管理が容易に

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約

NPO法人クリーンオーシャンアンサンブルは海洋ごみ問題の解決に向けて、2024年10月17日に海洋ごみMAPの機能を拡張した。回収データに固有番号を付与することで、回収された海洋ごみの追跡が容易になり、回収者の実績確認やスポンサーの確認がより簡単に行えるようになっている。^[1]

海洋ごみMAPには回収期間や場所、回収番号、回収者、スポンサーなど多角的な検索機能が実装された。既存の海岸・海上・海底の3カテゴリーに加えて新たに河川カテゴリーが追加され、より広範な環境保護活動のデータ収集が可能になったのだ。

専用のスマートフォンアプリケーションを通じて回収された海洋ごみの写真・位置情報・時間が記録され、WEBブラウザで確認できる。回収支援証明書との連動により、スポンサー検索や固有番号検索を通じて誰でも回収活動の成果を確認できるようになった。

海洋ごみMAPとは、回収された海洋ごみのデータを可視化するためのプラットフォームであり、以下のような特徴を持つ。

海洋ごみは2050年には海洋中のプラスチックごみの重量が魚の重量を超えると予測されており、世界全体で取り組むべき課題となっている。海洋ごみMAPを活用することで、回収活動の効率化や発生抑制に向けた取り組みの促進が期待できる。

回収データへの固有番号付与と検索機能の追加により、海洋ごみの回収活動の透明性が大幅に向上した。回収者の実績確認やスポンサーの可視化が容易になったことで、活動への参加意欲の向上やスポンサー獲得の促進が期待できるだろう。

今後の課題として、データの蓄積に伴うシステムの安定性確保やプライバシー保護の取り組みが重要になってくる。また、収集したデータの分析や活用方法の確立も必要であり、AI技術の導入などによる効率的なデータ解析の仕組みづくりも検討すべきだ。

新カテゴリーとして河川が追加されたことで、より包括的な環境保護活動のデータ収集が可能になった。今後は行政機関や教育機関との連携を強化し、環境教育や政策立案への活用も視野に入れた展開が望まれる。

^ PR TIMES. 「NPO法人クリーンオーシャンアンサンブル、回収海洋ごみデータに固有番号の付与と海洋ごみMAPに検索機能を追加しました | NPO法人Clean Ocean Ensembleのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000033.000110850.html, (参照 24-10-24).

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