芙蓉リースとeve autonomyが自動搬送サービスeve auto Re Fineを共同構築、サブスクリプション型で物流DXを加速

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約

芙蓉リースとeve autonomyが業務協定を締結
サブスクリプション型自動搬送サービスを共同構築
物流課題の解決と循環型社会への貢献が目的

自動搬送サービスeve auto Re Fineの構築による物流DXの加速

芙蓉総合リース株式会社とeve autonomyは、自動搬送サービスの共同事業「eve auto Re Fine」の構築を目的とした業務協定を2024年10月23日に締結した。物流業界における人手不足や労働時間制限の課題に対し、自律走行搬送機に各種周辺サービスをパッケージ化したサブスクリプション型自動搬送サービスを提供することで解決を図る。^[1]

eve autonomyは、ヤマハ発動機のゴルフカー車両技術とティアフォーが開発を主導するオープンソース自動運転ソフトウェアAutowareの技術を組み合わせることで、屋外における安全で効率的な自動搬送サービスを実現している。現在は日本全国の約40拠点で60台以上が稼働しており、物流DX化に貢献している。

芙蓉リースは幅広い顧客基盤と多様なファイナンス機能を活用し、eve autonomyとの共同事業を通じて適切な中古価値の査定と車両の二次利用を進めることで、サービスの導入促進とトータルコストの低減を実現する。物流課題の解決と循環型社会への貢献を目指すことで、持続可能な物流サービスの提供が可能になる。

eve auto Re Fineのサービス概要

項目	詳細
サービス開始日	2024年10月23日
提供企業	芙蓉総合リース株式会社、株式会社eve autonomy
主な特徴	自律走行搬送機、周辺サービスのパッケージ化、サブスクリプション型
搭載技術	ヤマハ発動機のゴルフカー技術、Autoware自動運転ソフトウェア
導入実績	全国約40拠点で60台以上が稼働中

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自動運転レベル4について

自動運転レベル4とは、特定の条件下で完全自動運転が可能な状態を指す技術レベルのことであり、以下のような特徴を持つ。

人間による監視や操作が不要
指定された領域内での完全自動運転が可能
システムが全ての運転操作を実行

eve autoでは、工場や物流施設の敷地内という限定された環境において、雨天や夜間でも安全な自動運転を実現している。自動運転レベル4の技術により、1.5tまでの無人搬送が可能となり、人手不足や労働時間制限といった物流現場の課題解決に大きく貢献することが期待できる。

eve auto Re Fineに関する考察

eve auto Re Fineは、物流業界が直面している深刻な人手不足と労働時間制限という課題に対して、技術面とファイナンス面の両方からアプローチする画期的なソリューションとなっている。特に芙蓉リースの参画により、導入時のコスト負担を軽減できるサブスクリプション型のビジネスモデルが確立され、中小企業にとっても導入のハードルが下がることが期待できる。

今後は自動搬送機の運用データの蓄積と分析により、より効率的な物流オペレーションの実現が可能になるだろう。一方で、導入企業の増加に伴い、メンテナンス体制の整備や技術サポートの充実が課題となる可能性がある。さらなる展開のためには、全国規模のサービス網の構築と専門人材の育成が不可欠となるだろう。

また循環型社会への貢献という観点から、使用済み車両の適切な再利用やリサイクル体制の確立も重要な課題となる。自動搬送機のライフサイクル全体を通じた環境負荷の低減と、持続可能な物流システムの構築を両立させることで、社会的価値の創出につながることが期待される。

参考サイト

^ PR TIMES. 「自動搬送サービスの共同事業を目的とした芙蓉総合リースとeve autonomyの業務協定締結について | 株式会社eve autonomyのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000044.000131054.html, (参照 24-10-24).

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