AUTHENTIC JAPANと埼玉県警が山岳遭難捜索で連携、ココヘリによる捜索時間の短縮と安全性向上へ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約

AUTHENTIC JAPANが埼玉県警と山岳遭難捜索の協定を締結
ココヘリによる遭難者の位置特定で捜索時間を短縮
リアルタイムの情報交換で迅速な捜索活動が可能に

山岳遭難捜索におけるココヘリと埼玉県警の連携協定締結

AUTHENTIC JAPAN株式会社は山岳遭難者の捜索サービス「ココヘリ」の運営強化を目指し、埼玉県警察と山岳遭難時の捜索活動に関する連携協定を2024年10月24日に締結した。埼玉県内における山岳遭難件数は昨年度94件を記録し、2024年7月から8月の2か月間だけでも13件の遭難事故が報告されており、安全対策の重要性が一層高まっているのだ。^[1]

ココヘリは会員に専用の電波発信機を貸与し、遭難時に民間提携ヘリコプターやドローン、民間地上捜索隊が発信機からの直接通信で位置を特定するサービスとなっている。通常の携帯電話網に依存しない直接通信方式を採用することで、電波の届かない山岳地帯でも効果的な捜索を実現することが可能だろう。

AUTHENTIC JAPAN株式会社のココヘリサービスは、命を守る高い性能が登山家から強い支持を受けており、現在の会員数は17万人を超える規模にまで成長している。今回の連携協定締結により、秋の紅葉シーズンを前に遭難者の捜索時間短縮と登山の安全性向上が期待できるだろう。

山岳遭難捜索サービスの詳細

項目	詳細
協定締結日	2024年10月24日
締結場所	埼玉県警本部
遭難件数	2023年度94件、2024年7-8月13件
会員数	17万人以上
サービス特徴	携帯電話網に依存しない直接通信方式
捜索手段	民間ヘリコプター、ドローン、地上捜索隊

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直接通信について

直接通信とは、通信インフラを介さずに機器同士が直接データをやり取りする通信方式のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

通信インフラに依存しないため、圏外でも通信可能
災害時など通信網が不安定な状況でも利用可能
専用の周波数帯を使用し、安定した通信を実現

ココヘリが採用している直接通信方式は、遭難者の発信機と捜索隊の受信機が直接電波をやり取りすることで位置特定を行う仕組みとなっている。山岳地帯では携帯電話の電波が届かないことが多いため、この直接通信方式によって効率的な捜索活動が実現可能となっているのだ。

山岳遭難捜索サービスに関する考察

埼玉県警との連携協定締結により、捜索活動におけるリアルタイムの情報共有が可能となったことは大きな進展である。特に秋の紅葉シーズンを迎えるにあたり、増加が予想される遭難事故への対応力が大幅に向上することが期待できるだろう。

一方で、山岳遭難の増加傾向に対して、発信機の数量確保や捜索体制の拡充が今後の課題となる可能性がある。遭難者の位置特定に要する時間をさらに短縮するため、発信機の性能向上や捜索範囲の最適化などの技術的な改良も必要となってくるだろう。

今後は他の都道府県の警察との連携も視野に入れ、全国規模での遭難捜索ネットワークの構築が望まれる。登山者の安全確保という観点から、予防的な取り組みとして位置情報の定期的な発信機能や、危険地域への接近を通知する機能なども検討に値するだろう。

参考サイト

^ PR TIMES. 「埼玉県警察と「山岳遭難時の捜索活動に関する連携協定」を締結しました | AUTHENTIC JAPAN株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000060.000039904.html, (参照 24-10-26).

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