CEATEC2024ピッチコンテストでPFUが廃棄物分別AIでダブル受賞、BLUABLEとRainTechも各賞を獲得し環境・安全分野での革新を示す

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

PFUがCEATEC賞とNVIDIA賞をダブル受賞
BLUABLEがANA賞、RainTechがUNITED賞を受賞
8社が新規事業やスピンオフでピッチを実施

事業会社発の新規事業とスピンオフ企業が示すイノベーションの潮流

01Boosterは2024年10月17日にCEATEC2024会場内で事業会社発の新規事業およびスピンオフ企業によるピッチコンテストを開催した。リコー子会社のPFUが開発した廃棄物分別特化AIエンジン「Raptor VISION」が高い評価を受け、CEATEC賞とNVIDIA賞を獲得している。^[1]

富士通からスピンオフしたBLUABLEは藻場造成からブルーカーボン創出までをワンストップで実現するサービスを展開しており、ANA賞を獲得した。また安全巡回DXソリューション「デジパトfor Safety」を提供するRainTechはUNITED賞を受賞している。

コンテストでは物流や音環境、キャッシュレス、メンタルケアなど多岐にわたる分野から8社が革新的なアイデアとビジョンを発表した。事業会社の新規事業提案制度事務局やCVCキャピタリストが審査を務め、各社のプレゼンテーションに対して活発な議論が展開されている。

CEATEC2024ピッチコンテスト受賞企業まとめ

	PFU	BLUABLE	RainTech
受賞内容	CEATEC賞、NVIDIA賞	ANA賞	UNITED賞
主なサービス	Raptor VISION	BlueCarbonSink	デジパトfor Safety
特徴	廃棄物分別AI	藻場造成とブルーカーボン	安全巡回DX

ブルーカーボンについて

ブルーカーボンとは海洋生態系による炭素の吸収および貯留を指し、気候変動対策において重要な役割を果たす概念である。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

海藻や海草による二酸化炭素の吸収と貯留
沿岸生態系の保全による気候変動対策への貢献
生物多様性の保護と炭素固定の両立

BLUABLEが展開する藻場造成からブルーカーボン創出までのワンストップサービスは、環境保全と経済価値の創出を両立する革新的なアプローチとして注目を集めている。海洋環境の保全と気候変動対策を同時に実現するソリューションとしての期待が高まっているのだ。

参考サイト

^ PR TIMES. 「CEATEC2024の事業会社発新規事業／スピンオフピッチコンテスト、廃棄物分別特化AIエンジンを提供するPFUがCEATEC賞・NVIDIA賞をダブル受賞 | 株式会社ゼロワンブースターのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000662.000016550.html, (参照 24-10-26).
NVIDIA. https://www.nvidia.com/ja-jp/

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