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公開：2024-08-01

Vma plusがLINEトークルームからメタバースへのアクセスを可能にするLIFFアプリ版メタバースを提供開始、新規登録不要でシームレスな体験を実現

text: XEXEQ編集部

記事の要約

• LINEからメタバース空間へのアクセスが可能に
• LIFFを活用し、新規登録やログイン不要
• Vma plus StationがLIFFアプリ版メタバースを提供

LIFFアプリ版メタバースの提供開始

Vma plus株式会社は、LINE公式アカウントのトークルーム内から自社のメタバースプラットフォーム「Vma plus Station」へのアクセスを可能にするLIFFアプリ版メタバースの提供を開始した。LINEの『LIFF（LINE Front-end Framework）』機能を活用することで、新規アカウント登録やログインの作業が不要となり、シームレスなアクセスが実現している。^[1]

この新機能により、約9,700万人の月間アクティブユーザーを持つLINEを通じて、メタバースを活用した新たな体験価値の提供が可能となった。ユーザーは使い慣れたLINEから直接仮想空間へアクセスでき、LINEに登録しているユーザー情報を使ってログインした状態でメタバースを利用することができる。

Vma plus Stationが提供するMeta ZIPANG（メタジパング）は、10,000個の六角形の土地、HEXA（ヘキサ）で構成された仮想空間である。このヘキサを購入することで、自社専用のメタバース空間を簡単に作り上げることが可能だ。作成したメタバースは、LINE公式アカウントから直接アクセス可能なLIFFアプリ版メタバースとして展開できる。

メタバースについて

メタバースとは、仮想現実（VR）や拡張現実（AR）などの技術を用いて構築された、現実世界とは異なる3次元の仮想空間のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 現実世界とは独立した3D仮想空間
• ユーザー同士のリアルタイムなコミュニケーションが可能
• 経済活動や社会活動を含む多様な体験を提供

メタバースは、単なるゲームやソーシャルネットワークの延長ではなく、現実世界と同様の社会性や経済性を持つ、新たなデジタル空間として注目を集めている。ユーザーはアバターと呼ばれる自身の分身を通じて、この仮想空間内で他のユーザーとコミュニケーションを取ったり、様々なイベントに参加したり、さらには仮想通貨を用いた経済活動を行うことが可能だ。

LIFFアプリ版メタバースに関する考察

LIFFアプリ版メタバースの登場により、メタバースの普及が加速する可能性がある。しかし、プライバシーやデータセキュリティの問題が新たに浮上する可能性も高い。LINEのユーザー情報とメタバース内での行動データが紐づけられることで、個人情報の取り扱いに関する懸念が生じる可能性があるだろう。

今後追加してほしい機能としては、LINEの既存機能とメタバース空間のさらなる連携が挙げられる。例えば、LINEのグループチャットとメタバース内の特定空間を連動させ、チャットメンバーだけが参加できる専用の仮想空間を簡単に作成できる機能などが考えられる。このような機能により、オンラインコミュニケーションの新たな形態が生まれる可能性がある。

LIFFアプリ版メタバースの今後に期待したいのは、教育や医療、ビジネスなど、より実用的な分野での活用だ。例えば、遠隔教育や仮想オフィス、バーチャル診療所などの実現により、地理的制約を超えたサービス提供が可能になるかもしれない。メタバースが単なるエンターテインメントの場を超え、社会インフラの一部として機能するようになれば、その影響力は計り知れないものとなるだろう。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「LINEのトークルーム内からメタバース空間へのアクセスが可能に！ | Vma plus株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000192.000096797.html, (参照 24-08-01).
2. Meta. https://about.meta.com/ja/

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